「Kaspersky Anti-Virus for Linux File Server」は、Linuxで構築されたファイルサーバー向けのセキュリティソリューション製品。カーネルレベルの監視を行い、ファイルサーバーをマルウェアの脅威から強力に保護するという。
また、VMware Readyとして認定されており、仮想マシン上でファイルサーバーを稼働させる場合にも対応している。
最新バージョンでは、パフォーマンス関連を中心に機能を拡張。これにより、業務におけるファイルサーバーの特性に合わせて、システムやネットワーク負荷を柔軟に調整したり、軽減することが可能になったとしている。
新バージョンの主な機能拡張点は次のとおり。
・スキャンタスクの優先度が設定可能に
管理ツール「Kaspersky Security Center」よりオンデマンドで実施する、マルウェアのスキャンタスクの優先度を4つのレベルで設定可能。この機能により、同じサーバー上で稼働するアプリケーションへの影響を考慮して、スキャンプロセスのシステム負荷を調整。
・アップデートエージェント機能の追加
「Kaspersky Security Center」と連携して、クライアント側の管理を行うネットワークエージェントに、アップデートエージェント機能を追加。リモート拠点の複数の端末へのウイルス定義DBや、ポリシーの配信を一端末分の配信で済ませることができる。
・新たなOSやSambaのサポート
「SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3」や「Samba 4.0.x」などをサポート。
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