「IWSaaS」と「Cloud Edge」は、クラウド上のコンソールを用いて製品の設定変更、ポリシーや管理機能の設定などの管理運用を行う。IT管理者が十分に確保できない企業や、IT管理への社内リソースを抑えたい企業などにおいて、社内リソースの負担低減が可能になるという。
「IWSaaS」は、クラウド型サービスとして提供するため、ユーザ企業が管理サーバを構築する必要がなく、導入時の初期投資や構築に関わる時間を抑えることが可能。「IWSaaS」は、Webレピュテーションなどの技術を用い、不正Webサイトへのアクセス制限や不正プログラムのダウンロードを未然に防ぐという。
また、ブログやSNSサイトの閲覧制限に加え、書き込みなどの制限をすることで、企業の内部からの情報漏えいを防止するという。
さらに、インターネット上のC&Cサーバに密かに通信を行うボットネット通信を検知する機能を備えており、標的型サイバー攻撃の出口対策としても有効だという。クラウド型サービスのため、社内だけでなく、社外で利用するPCやモバイルデバイスへの対策としても利用可能だとしている。
「Cloud Edge」は、クラウドで管理運用やWebゲートウェイセキュリティを実施し、アプライアンス側では3種類のDPI(Deep Packet Inspection)や、次世代ファイアウォールを実装している。
クラウド基盤を最大限活用し、アプライアンス側には最小限の機能を実装することで、ユーザ企業のネットワーク負荷を押さえるとともにサイバー脅威から企業を守るという。
セキュリティ情報のビッグデータを収集・分析し、ソリューションを提供するトレンドマイクロのクラウド型セキュリティ技術基盤「Trend Micro Smart Protection Network(SPN)」と連動することにより、最新の脅威情報に対応し、迅速かつ包括的に脅威を特定できるという。