「Acronis Backup as a Service(BaaS)」は、サービスプロバイダーがエンドユーザーにクラウド・バックアップ・サービスを提供するためのマルチティア、マルチテナントのクラウド・サービス・プラットフォームを提供する。
バックアップ技術にはアクロニスのAnydata Technologyを採用しており、システム丸ごとの「イメージバックアップ」をサービスプロバイダーがエンドユーザーに提供するサービスとして利用できるようになる。
「Acronis Backup as a Service(BaaS)」は、3つのモデルで提供される。
・Acronis Hosted:アクロニスが日本国内のデータセンターを使用し、管理コンソールとバックアップ先のストレージを含めた全てのプラットフォームを提供。
・Hybrid:管理コンソールをアクロニスが提供し、サービスプロバイダーが自社管理のストレージを提供。
・Service Provider Hosted(提供時期未定):サービスプロバイダーが管理するプラットフォームに管理コンソールや「Acronis Storage」を含めたアクロニス提供のシステム、ソフトウェアを展開する、サービスプロバイダーによる完全自社管理モデル。
「Acronis Backup as a Service(BaaS)」の主な機能は次のとおり。
・グループ管理コンソール:シンプルで使いやすいUI/UX/サービスプロバイダーがエンドユーザー企業をマルチテナントで管理/サービスプロバイダーがパートナーやリセラー経由でもサービス提供できるようマルチティアに対応
・バックアップ管理コンソール:エンドユーザー企業の管理者が企業全体のバックアップを統合管理/バックアップ対象やバックアップ用途によって、バックアップを管理するユーザーを分けられるよう、マルチユーザーに対応
・ホワイトレーベル:管理コンソールのロゴやカラーのカスタマイズ/REST API対応により、サービスプロバイダーの既存ポータルとの統合を実現
・バックアップ:アクロニスの既存バックアップ製品と同様、システム全体のイメージバックアップにもファイルバックアップにも対応/復元単位もベアメタル、ファイル単位から選択
・セキュリティ:転送時2048ビットSSLデータ転送/バックアップデータ格納時AES256ビット暗号化/分割ファイルデータストレージ
・容量ベースの従量課金:毎月の利用バックアップデータ容量による従量課金/エンドユーザー企業への提供価格は、サービスプロバイダーが自由に設定