新製品は、フラッシュの高帯域化とプロセッサ・コアおよびメモリを増量することで、仮想マシンの高密度な統合を実現し、企業のプライベート・クラウド環境や、クラウド事業者のIaaSに適したサーバー基盤を提供するという。
「Oracle Server X5-2」と「Oracle Server X5-2L」は、最大18コアの「インテル XeonプロセッサE5-2600 v3」と24個のメモリ・スロットを搭載。前世代の機種と比較して、コア数、メモリ容量ともに50%、メモリ帯域幅も33%増加している。
「Oracle Server X5-2」は、クラスタ構成における「Oracle Database」の実行環境や、高密度な仮想化環境に最適なサーバーとして設計。「Oracle Server X5-2L」は、信頼性を備えた「Oracle Database」の構成およびストレージ基盤を単一ノードで実現することが可能だという。
両製品には、最新の高帯域フラッシュ・テクノロジー「NVM Express(NVMe)」を採用。最大4個のホットスワップ可能なフラッシュ・ドライブが「NVMe」に対応し、従来のフラッシュ・テクノロジーと比較して帯域を2.5倍以上拡張することで、データ処理の遅延が減り、パフォーマンスを向上するという。
このテクノロジーと、「Oracle Database」 の機能である「Database Smart Flash Cache」を組み合わせることで、「Oracle Database」をさらに高速化することができるとしている。
■「Sun Server X5-2」の詳細
- プロセッサ:インテルXeonプロセッサE5-2600 v3 最大2個、最大36コア搭載
- 最大メモリ:768GB
- 最大ストレージ容量:9.6TBのディスク、または3.2TBのフラッシュ
- 筐体形状:1ユニット、奥行き737ミリメートル
- 最小構成価格:664,672円(1プロセッサ搭載時、税別)
■「Sun Server X5-2L」の詳細
- プロセッサ:インテルXeonプロセッサE5-2600 v3 最大2個、最大36コア搭載
- 最大メモリ:768GB
- 最大ストレージ容量:50.4TBのディスク、または9.6TBのフラッシュ
- 筐体形状:2ユニット、奥行き737ミリメートル
- 最小構成価格:758,367円(1プロセッサ搭載時、税別)
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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