「Connections Files Cloud」は、利用者1人あたり1テラバイトのオンライン・ストレージを提供し、モバイル端末からのアクセスが可能だという。SNSの仕組みにより登録された利用者間でのコミュニケーションを実現した上で、3種類のアクセス制御で情報セキュリティーを確保し、企業内に加えて、企業外の利用者とのファイル共有を可能にする。
「IBM Connections Cloud」は、企業や組織による契約で利用可能となり、利用者はそれぞれの組織内に登録される。「Connections Files Cloud」では、ファイル所有者のみ閲覧可能な「非公開」、同一組織内の利用者が閲覧可能な「公開」、組織外を含む指定された利用者のみ閲覧可能な「共有」の3種類のアクセス権を各ファイルに対して指定できる。利用者は、それぞれの指定において「読者」もしくは「編集者」の権限で利用できる。
これにより、個人のファイルから、企業内や取引先で共有されるファイルまで一括で保管できるだけでなく、作成初期の資料は個人のみアクセス、完成後に組織に公開し関係者によって改版された後、取引先にも共有するといった、ファイルのライフサイクルに合わせた制御が可能。企業内と企業外で異なるストレージ・サービスを使う必要はない。
一方で、管理者は、組織内の利用者が外部と共有しダウンロードされたファイルの一覧を確認できる。
また、追加費用なく導入できるモバイル・アプリケーションにより、スマートフォンやタブレット端末などのモバイル機器からの利用が可能で、頻繁に利用するファイルなどは更新時に自動的に同期される。
さらに、バージョン管理や改版の通知機能、ファイルに対して覚書を付けるコメント機能や必要なファイルをフォローできる機能など、ファイル作成者に加えて、組織全体でのファイルの活用を支援する機能を提供するという。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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