新ミッドレンジモデル「VSP G800」「VSP G600」「VSP G400」「VSP G200」「VSP G100」は、昨年4月に販売開始したハイエンド向けディスクアレイシステム「VSP G1000」の高機能、高信頼を実現するストレージ基本ソフトウェアを搭載し、「VSP G1000」で提供する日立独自の仮想化機能などを利用可能とすることで、ハイエンドクラスの高い拡張性や運用性を中小規模システムにも適用可能とするストレージシステム。
また、データのアクセス頻度に応じたフラッシュ媒体の効率的な利用を可能とする新技術を搭載し、市場環境などの変化にも迅速に対応するという。なお、「VSP G800」については8月17日から販売を開始する。
新モデルは、ストレージ基本ソフトウェア「Hitachi Storage Virtualization Operating System(SVOS)」を搭載し、「VSP G1000」で提供する仮想化機能などをミッドレンジクラスでも利用可能とすることで、高い拡張性や運用性を実現している。
ハイエンドからミッドレンジまでの全モデルに同一のストレージ基本ソフトウェアを搭載したことで、運用や管理方法を変更することなく、容易に上位機種へアップグレードすることが可能となる。
これにより、新規ビジネスの立ち上げ時は下位機種を導入して初期投資を抑えつつ、ビジネスの成長にあわせ、容易にシステムの規模拡張や処理性能の強化を図ることが可能になる。
さらに、今回、アクセスが集中しているデータを高速なデータアクセスが可能なフラッシュ媒体へ即座に移動できる新技術「active flash」を搭載した。
データのアクセス頻度に応じて、データを自動的に最適配置するため、詳細なシステム設計の必要なく、データ量の増加にあわせてフラッシュ媒体を容易に追加できるほか、市場環境の変化などにより生じる予測困難なアクセス頻度の変動にも迅速に対応可能となる。