「CS470Lシリーズ」は、MCP(Master Control Program)環境で稼働する「CS460Lシリーズ」の後継機で、インテル Xeon 8コア・プロセッサーを搭載している。処理性能は前機種「CS460Lシリーズ」と比較して最大性能を約33%向上し、内蔵されるディスク容量やネットワークのポート数を2倍に拡張するなど、機能強化を図っている。
「CS470Lシリーズ」は、前機種と同様、ユーザーアクセスライセンス数でモデルを選択できるCAL(Client Access License)モデルと、処理性能からモデルを選択できるパフォーマンスモデルの2形態を提供される。
CALモデルは、最小の8ユーザーから最大544ユーザーまで8ユーザー単位でモデルを選択することが可能で、パフォーマンスモデルは、CALモデルの性能から最大2.5倍まで4つのモデルを提供、企業の業務量に応じて上位モデルへ性能アップグレードすることが可能。
「CS470Lシリーズ」の主な特徴は次のとおり。
1. インテルプロセッサー搭載の小型機として、旧大型機の処理性能領域に到達
インテルXeon 8コア・プロセッサーを搭載して性能向上を図った。最大性能は、米ユニシス社独自開発のClearPath専用CMOSプロセッサー搭載の「CS600Lシリーズ」の性能領域に到達し、ハードウエア機器の価格性能を大幅に向上改善。
2. 必要に応じて、処理性能の動的な再配置が可能
必要なときに必要な性能が得られるキャパシティオンデマンド機能を提供。業務ピーク時、あるいは別システムの障害バックアップ用として動的に処理性能を増強することが可能。
3. 基幹系システムのモダナイゼーションを実現する「ClearPath Portal」を提供
COBOL言語で作成された既存システムのモダナイゼーションを支援する「ClearPath Portal」をオプション提供。「ClearPath Portal」は、従来の専用端末からしかアクセスできなかったMCPアプリケーションを、ノンプログラミングでWebブラウザ、モバイル端末、スマートフォン、Webサービスと連携可能にするため、基幹システムの持つ堅牢な環境の中でWebサービスが提供可能。