「MylogStar」シリーズは、企業内のすべてのPC操作ログを取得することで、不正行為や情報漏えいの流出経路を可視化し、業務プロセスの改善に有効活用できるクライアント操作ログ管理専用ソフトウェア。
管理対象となるクライアントPCのログオン・ログオフ、アプリケーション、ファイル操作、印刷、アクティブウィンドウなどあらゆる操作ログを記録する。OSのカーネルレベルでログを取得しているため、ほかのロギングツールでは抜け道となっているような部分でも、正確なログが取得できるという。
問題発生時には、トレース機能を使い、記録を遡って調査することが可能。特定のファイルの更新履歴や、USBメモリで持ち出されたファイルの元ファイルの特定などに役立つという。
「MylogStar」は、クライアント操作ログ管理製品として、内部統制において企業に求められる監査証跡管理機能に加え、デバイス制御機能やアプリケーション起動制御などによる情報漏えい予防と、問題発生時の原因究明と拡散防止を容易にする追跡機能を提供する。
また、導入環境に合わせて1台のスタンドアロンPCからクライアント30,000台のエンタープライズシステムまで、規模やコストに合わせたさまざまなラインナップでログ管理をサポートするという。
最新リリースでは、マイナンバー対策におけるセキュリティ強化を検討する際、対策が必要な環境にピンポイントで導入可能なスタンドアロン製品(「MylogStar 3 Desktop」「MylogStar FileServer」)において、データベースのセットアップウィザードを追加することで、導入工数を大幅に削減できるようになった。これにより、小規模環境における操作ログ管理のスモールスタートをサポートする。
また、大規模環境での操作ログ管理に適しているネットワーク(サーバー/クライアントシステム)製品に関しても、Citrix XenApp 7.6およびXenDesktop 7.6への対応やSQL Server 2014上での動作も対応することにより、幅広い導入環境での運用がサポート可能となる。
「MylogStar 3 Release 4.2」の新機能は次のとおり。
- データベース セットアップ ウィザードを追加
- 「APIフック除外アプリケーションリスト」と「通信監視アプリケーションリスト」をポリシー追加
- Citrix XenApp 7.6およびXenDesktop 7.6上での動作をサポート
- SQL Server 2014上での動作をサポート
- Microsoft Exchange Server 2010上での動作をサポート