「レポーティング ガバナンス サービス」は、デロイトトーマツグループの経営管理支援実績を生かし、経営判断に必要な情報の体系整備および活用のコンサルティングを、レポート作成作業の可視化・自動化をするIBMのビッグデータ分析ソリューションと組み合わせて提供するもの。
このサービスにより、レポーティングに関わる情報収集・作成・加工プロセスを改善し、経営判断に必要な情報の体系構築と有用性の向上を支援するという。
デロイトトーマツグループの経営管理支援の実績を生かし、経営意思決定において求められる内部報告や、財務報告・CSR報告等の外部報告に必要なレポーティング業務の改善に向けて、実践的なコンサルティングを提供する。
個別の業務システムで蓄積したデータからアウトプットに至る処理プロセス全体の可視化・自動化のためのツールには、金融機関で運用実績のある「IBM Incentive Compensation Management」を採用した。
発表によると、このサービスにより次のような3つの効果が見込めるとしている。
(1) 信頼性向上:計算処理等のフローを可視化。また、計算ロジック変更等の際にはユーザーログが記録され、計算過程の変更管理・共有による組織的な管理が可能。
(2) 適時性向上:データ処理プロセス全体を自動化するため、手作業が介入していた部分のエラー発生を回避するとともに、作業時間の大幅な短縮につなげる。
(3) 柔軟性向上:データの特定、ニーズや課題の反映が容易なため、IT部門や個人スキルへの依存を軽減し、レポーティング業務プロセスの柔軟かつスピーディーな再構築が可能。
また、経営情報の信頼性および適時性に加え、レポーティング業務のニーズへの柔軟な対応力を向上させることで、適切な意思決定を導き、コーポレートガバナンスの強化につなげるとしている。