「MIRACLE ZBX8220」は、ミラクル・リナックスの統合監視ソフトウェア「MIRACLE ZBX」のほか、監視サーバ専用にチューニングされたLinuxサーバOSや監視に必要なソフトウェア、クラスタソフトウェアなどをハードウェアにインストールした状態で提供されるハードウェア一体型アプライアンスで、すぐに監視設定を開始することができるという。
監視サーバがダウンしてもすぐに監視を継続可能なHAクラスタ構成で、最新版ではハードウェアに富士通製の最新PCサーバ「FUJITSU Server PRIMERGY RX2530 M1」を採用したほか、同梱するZabbixのバージョンが2.0から2.2へあがっている。
「MIRACLE ZBX8220」の概要は次のとおり。
1. 監視サーバのクラスタ化でシステム全体の可用性を向上
高可用性を実現するHAクラスタリングソフトウェア「MIRACLE CLUSTERPRO X」を 標準実装し、監視サーバ停止時には自動的にフェイルオーバして監視業務をすぐに 継続可能。
プロセス障害を自動復旧可能な「シングル構成」とハードウェア障害にも対応可能な「クラスタ構成」の2種類の構成から選択可能。監視サーバ自身の障害に自動対応できることにより、システム全体の可用性を向上。
2. 監視に必要なソフトウェアなどを設定済のため、導入・設定工数とコストを削減
監視ソフトウェアやデータベース、OS、クラスタソフトウェアまで、全てまとめてハードウェアにインストールし、大規模システムの監視用に最適に設定・チューニングしたアプライアンス製品。
設置すればすぐに使うことができ、OSやデータベースの導入・設定の工数を大幅に削減することができる。同等の監視システムをハードウェアの調達を含めて一から構築する場合と比較すると、5年サポートでは約45%コスト削減が可能。
3. ワンストップサポートでシステム管理者の負荷を軽減し、迅速な障害対応を実現
ZabbixやDB、クラスタ、ハードウェアとの障害切り分けが不要なサポート窓口により、迅速な障害対応が可能。また、ソフトウェアごとに問い合わせ窓口を切り替える手間が不要になり、システム管理者の負荷を軽減。