従来の「Working Folder」は、アクセス権の設定、IPアドレスによるアクセス制限、文書をダウンロードすることなくモバイル端末で閲覧できる「あんしんドロワー」などの機能により、社内外関係者とのセキュアな文書共有が可能だった。
「Working Folder Plus」では、さらに文書暗号化(IRM:Information Rights Management)機能に対応し、機密性の高い文書などをよりセキュアに共有することが可能になったという。
文書ファイルを、「DocuWorks Desk」上の「Working Folder Plus」の暗号追跡ドロワーにドラッグ&ドロップするだけの簡単な操作で文書を暗号化し、共有・配信することができる。
暗号追跡ドロワーに登録した文書は指定したユーザーごとに「閲覧」「転記」「印刷」の操作制限が可能で、ダウンロードされた暗号化文書を、いつ誰が「閲覧」「印刷」したかなどを、管理画面で追跡・確認することができるという。
操作制限の設定は、暗号追跡ドロワーへの文書登録時だけでなく、ダウンロードされた暗号化文書に対しても後から変更が可能で、ダウンロード後に閲覧禁止の設定を行うことで、情報漏えいを防ぐことも可能だとしている。
また、ダウンロードされた暗号化文書はオフライン環境でも安全に参照することができ、ネットワークに接続できない環境での利用にも対応している。
作成可能なドロワー数を従来の10から最大500にまで増やし、「DocuWorks Desk」からアップロードできるファイルサイズの上限を500MBから1GBへ拡大した。また、「Working Folder」のIDを持たないユーザー向けに、メールで通知したURLから特定の文書にアクセスできる期間を1週間から最大30日間へ拡張するなど、ドキュメント共有における利便性を高めた。