「Tintri OS 4.1」のVMwareとの機能連携は次のとおり。
・VMware vSphere Web Client:
「Tintri vSphere Web Clientプラグイン 2.0」をリリース。新バージョンでは、ティントリの管理画面で行う設定作業を全てWeb Client経由で操作可能。これにより、仮想化の管理者は、VMwareの操作からティントリのストレージ管理まで、すべて同じインターフェースで対応できるようになる。
VMware vSphere Web Client経由で、次の機能を仮想マシン単位で操作可能。
- Take Snapshot(スナップショット取得)
- Clone(クローニング)
- Protect(Snapshotスケジュール、Replication設定)
- Synchronize(SyncVM[同期リカバリー]関連機能)
- Configure QoS(IOPS上限/下限値の手動設定)
・VMware vRealize Operations(vROps):
「Tintri VMstore」システムを 仮想マシン単位でvROps管理コンソールから直接モニタリングすることが可能となる「Tintri Management Pack for vRealize Operations(vROps)」をリリース。
仮想マシン単位でのストレージ統計、トレンディング、および明瞭な見える化を提供し、プライベートクラウドなどの大規模な仮想化環境におけるストレージのトラブルシューティングを簡素化。また、vROpsの単一インターフェースで「Tintri VMstore」を含めた仮想環境の運用管理が行え、運用管理業務の負荷を軽減。
・VMware vSphere Virtual Volumes(VVol):
仮想マシンや仮想ディスクをそれぞれのオブジェクトとしてストレージが直接管理する仕組みを提供するVVolを正式にサポートし、スナップショット、クローンなどのデータ管理を仮想マシン単位で行う。
VVolで構成された環境であっても、「Tintri VMstore」でサポートする仮想マシンの数は変わらず、大規模な仮想 化環境をVVolで展開することが可能。また、VVol構成時もティントリ独自の管理性は失われず、仮想マシン単位での稼働環境の見える化やQoSの自動化を提供。
また、「Tintri OS 4.1」の発表に伴い、「Tintri VMstore T5000オールフラッシュ シリーズ」のエントリーモデルとなる「Tintri VMstore T5040」の販売を開始する。9月に発表したオールフラッシュシリーズは、仮想環境での特定のワークロードに最適化されている。その限られた用途に対して、小規模な環境にも導入しやすいように、エントリーモデルを用意したという。