サーバーの新製品は、「HPE ProLiant DL20 Gen9」ラック型サーバーならびに「HPE ProLiant ML30 Gen9」タワー型サーバーの2機種で、12月17日から販売する。また、中堅・中小規模企業のITソリューション導入を支援するため、これら2機種のサーバーをベースとしたソフトウェアベンダーや販売パートナーによる新たなソリューションパッケージの開発を促進するプログラムを提供するという。
新製品と新ソリューションの主な特徴は次のとおり。
・「HPE ProLiant DL20 Gen9」:1ソケットラック型サーバー
奥行40cm未満と非常にコンパクトな形状でありながら、電源の二重化やSASディスクの搭載など、企業向けのサーバーに求められる信頼性・可用性を兼ね備えた1ソケットラック型サーバー。サーバーのライフサイクルにおける運用管理を自働化する「HPE ProLiant サーバーGen9」の標準機能を搭載し、オンサイトでもリモートからでも同様の管理環境を提供。中小規模のビジネス/Webサーバーとしての用途や、設置スペースが限られる組み込みシステム、またセキュリティ/エッジサーバーといった専用目的に向けて設計。
・「HPE ProLiant ML30 Gen9」:1ソケットタワーサーバー
コンパクトな設計と広範なストレージの拡張性、そして高い静音性が特徴のスモールオフィス向けのスタンドアロンサーバー。リモート管理や障害時のHPEサポートへの自動通報機能など、「HPE ProLiant Gen9」標準の高い管理性を提供し、IT専任者がいない店舗や、リモートオフィスであっても最適なサーバー管理を実現。スペースに制約のある環境でのファイルサーバーやアプリケーションサーバーといったITインフラのワークロードを実行。
・「中堅中小規模企業向けソリューションパッケージ開発支援プログラム」
このプログラムは、新たなソリューションパッケージの作成と展開を目指すソフトウェアベンダーや販売パートナーに対して展開するもので、「検証用サーバーの無償レンタルや検証用機材の特別価格での提供」「事例作成や、ソリューション紹介Webの作成、セミナー実施などの共同プロモーション支援」が含まれる。
また、日本ヒューレット・パッカードのオンラインストアでフルカスタマイズCTOに対応したモデルを発売。特別価格でのカスタマイズオプションを提供などを実施する。さらに、生産性向上設備投資促進税制による優遇措置が最大化される導入期間が2016年3月末までとなっていることを見据え、今回の2機種を対象機器に加え、中小規模企業のIT投資を促進するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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