ARM(Azure Resource Manager )テンプレートは、Azureへのデプロイに必要なリソース情報を定義したJSONファイルで、外部から渡されるパラメータを変数として定義しテンプレート化しておくことで、環境構築の手続きを再利用できるようにしたもの。
今回作成したARMテンプレートは、OSや監視ソフトウェアなどの環境情報をコード化し、Azure上にLinux OSをデプロイし、その上にさらに監視ソフトウェアのインストールまでの環境構築を自動化するもの。Azure上で必要なOSや仮想環境のサイズ、ネットワークやストレージなどをあらかじめ設定することができる。
このテンプレートと作成方法の資料は、MIRACLE Labsで2月29日から公開する予定。このテンプレートの作成方法を活用して、他のソフトウェアのデプロイを自動化するテンプレートを作成することもできる。
スケーラビリティの観点と、Linux/OSSを使う上で癖がなく、移植が容易なことから、多くのユーザーがLinuxの利用環境としてAzureを選択しているという。今では、Azureで稼働している仮想マシンの約4分の1はLinuxだといわれている。ミラクル・リナックスでは、テンプレートの作成方法を公開することで、Azure上でLinuxやOSSの利用を支援するとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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