今回の検証により、今後、「SmartDocs」で管理するドキュメントを、「CLOUDIAN HyperStore」を採用するパブリッククラウドサービス、プライベートクラウド、オンプレミスといったさまざまな環境のストレージシステムに保管できることになる。これにより、外部に預けられないドキュメントとそれ以外の保管場所を使い分けるなど、データ目的や種類に最適な方法を選択しデータを保管することが可能になるとしている。
「CLOUDIAN HyperStore」は、汎用サーバー2台(推奨3台)からスモールスタートし、数ペタバイト超級にまでスケールアウトできる高い拡張性を有するS3 API完全準拠のストレージシステム。複数サーバー間、さらには複数データセンター間でも、自動複製・分散配置により堅牢にデータ保護するという。Amazon S3等クラウドストレージへの自動階層化機能によりハイブリッドクラウドも実現できるという。
また、「SmartDocs」は、ドキュメント管理ソリューションに求められるアクセス権限設定、操作・証跡ログ管理、高度検索、版管理を備えながら、500を超える連携APIを提供する次世代PaaSソリューション。パッケージ製品でありながら、柔軟なカスタマイズ機能を兼ね備え、エンドユーザー業務に合わせたGUIを実現し、業務効率の改善、BCPやコンプライアンスへの対策を実現するという。サービス提供は、オンプレミス、プライベートクラウド、SaaSに対応し、エンドユーザーのみならず、SIerやISPからのサービス提供にも実績がある。
今回の共同検証では、「SmartDocs」のドキュメント保管先として「CLOUDIAN HyperStore」を設定し、システムの動作確認および有効性の検証を行った。その結果、「SmartDocs」のアクセス権限、証跡ログといった基本動作はもちろん、自動生成されるファイルのプレビュー画像や版管理時の過去ファイルの保管先として、「CLOUDIAN HyperStore」が使用できることを確認したという。