航空宇宙・防衛産業、重電・重工業、建設・エンジニアリング業や巨大設備保守などのプロジェクトは、大規模、長期的かつ複雑であり、適時適切な情報共有や意思決定が難しいため、企業業績に大きな影響をもたらすことがあるという。
「Oracle Primavera P6 EPPM」は、大規模かつ長期的で複雑なプロジェクトの管理と情報の可視化を、プロジェクトのステークホルダーに対して組織横断的に実行し、事業ポートフォリオ、投資プログラムおよび実行プロジェクトの各レベルで予算超過や遅延などのビジネスリスクを軽減するという。
「Oracle Primavera」は、プロジェクト管理におけるさまざまな課題において、33年間にわたってニーズに応えてきた。今回の機能強化でさらに進化した「Oracle Primavera P6 EPPM」により、プロジェクト管理の課題解決を包括的に支援するという。「Oracle Primavera P6 EPPM」の主な強化ポイントは次のとおり。
・クラウド環境における性能向上
「Oracle Primavera P6 EPPM」のクラウド環境における性能が向上したことで、異なる企業間での共同利用、ジョイントベンチャープロジェクトや期間限定プロジェクトでの活用がしやすくなった。日本オラクルでは、今後は大規模企業向けだけでなく、中堅・中小規模企業にも「Oracle Primavera P6 EPPM」を積極的に提案していくという。
・他製品の機能との連携
オラクルのサプライチェーン管理製品「Oracle E-Business Value Chain Planning」や「Oracle Primavera」製品群の中の分析やコスト管理などを行う他のアプリケーションとの連携が可能になった。これにより、資材の発注状況などをプロジェクト情報としてリアルタイムに把握し、またプロジェクト情報をリアルタイムに経営ダッシュボードとして提供し、迅速な意思決定に役立てることができる。
・モバイル対応の強化
作業担当者が業務報告のためにモバイル端末からの日報入力や、担当者が自分でプロジェクトタスクの割り当てができる機能を追加。また、プロジェクト全体の情報がモバイルから閲覧可能になり、担当外の領域でのプロジェクト状況をリアルタイムに把握することが可能。これにより、自身の担当分野への影響などを予測し事前に対処することも可能になり、プロジェクトのリスク低減に役立てることができる。