「CDSuite」は、アプリケーション開発のスピード向上を図る方法として、DevOpsで提唱されている継続的インテグレーション(CI:Continuous Integration)、継続的デリバリー(CD:Continuous Delivery)の手法を取り入れている。
「CDSuite」は、Javaや.NET framework、スマートデバイスアプリなどに利用できるアプリケーション開発環境。デファクトスタンダードである、Jenkins、GitLab、RedmineなどのOSSツールを活用するとともに、最新技術であるDockerを利用した仮想コンテナ形式で提供している。
テスト自動化ツールと連携させることで、機能テストを含めた自動化を実現する。また、スマートデバイスアプリについては、Monaca/Xamarinなどのハイブリッドアプリ開発環境との連携も可能だという。「CDSuite」を利用することにより、開発からテスト、本番環境へのリリース作業を自動化させ、DevOpsを実現するとしている。
「CDSuite」は、開発環境PaaSとして日本ユニシス社内の新規事業企画向けの活用を検証中で、ビジネスICTプラットフォームの開発環境PaaSとしてオンプレミスおよびクラウド上の開発環境、テスト環境、本番環境をシームレスに連携させるサービス基盤として提供していくという。
「CDSuite」の特徴は次のとおり。
1. 開発/テスト環境の迅速な構築:開発/テスト環境に必要な構成管理、ビルド、CIツールなどのソフトウエアを設定済の仮想コンテナ形式で用意することで、開発/テスト環境のソフトウエアの導入期間を短縮。
2. 開発サイクルの期間短縮:開発環境だけでなく、結合テスト環境を合わせた構成管理、ビルド、リリースの自動化を実現することで、継続的インテグレーションを容易に実現。また、ソースコード修正後すぐにテスト環境での稼働確認を実現することで、継続的デリバリーも合わせて実現。
3. 開発ツールの容易な習得:デファクトスタンダードとなっているOSSツールを採用し、最新技術への追従と容易な習得を可能にする。また、検証済みのOSSセットを提供することで、誰でも簡単に利用できる。