日本IBMは5日、低炭素社会に向けたビジネス・ソリューション体系を発表した。顧客企業の低炭素化に向けた取り組みについて、全社的なビジョンの策定から業務単位の施策実施まで支援する。
新ソリューション体系は、金融、製造、流通などの各業界の19業種のビジネスを約1,000の業務プロセスに切り分け、プロセスごとに抽出・分析した環境課題を解決するための50のソリューションを「業種別」「課題別」「業務エリア別」の3つの観点から体系化したもの。
例えば、「課題別」の「CO2消費の把握」カテゴリに分類される「カーボンマネジメント・ソリューション」では、「Lean Six Sigma」とIBMの環境保護ノウハウ「Green Sigma」を組み合わせ、CO2排出量の可視化と、CO2排出量を管理・削減するマネジメント手法のコンサルティングを提供する。
同社では、「業務の観点から低炭素化を検討するため、業務そのものを見直すことができ、ビジネス・モデルの変革の実現も可能です」と述べ、環境対策面以外でのメリットもアピールしている。
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