最新版では、東京海上日動火災保険と連携した「AWS ユーザー向け専用保険」機能を提供することで、AWSの障害によって生じた損害賠償金などの費用の補償や、損害内容に合わせた最適な専門事業者の紹介が可能になる。
さらに、利用料金の支払いにおいて、プリペイドチケットを用いた精算を可能にすることで、ユーザーの状況に合わせたより柔軟な支払い方法を実現するという。このサービスは、AWSの提供価格と同額で提供するため、今回の機能追加による価格変更はない。最新版の特徴は次のとおり。
1. AWS ユーザー向け専用保険
AWSの障害によって、AWSを利用しているシステムやサービスに障害が発生し、データが消失するなどの損害をサービス利用者に与えた場合、AWSユーザにかかる損害賠償金や、負担が必要となる各種費用を補償する保険。
・AWSの責任共有モデルに基づき、 AWSがコントロールする領域(設備、ハードウェアの物理セキュリティ、ネットワークインフラストラクチャー、仮想化インフラストラクチャーなど)においてサービス・インシデントが発生した際、損害に対して、第三者への損害賠償金や弁護士費用を補償する。
・損害発生時には、東京海上日動がネットワークを有する実績のある専門事業者 20 社(2015年12月28日現在)から、そのニーズに見合うサービスの提供が可能な業者を選定し紹介する。
2. プリペイドチケットによる利用料金の支払い
従量課金制のAWSの利用料金を、事前に購入したバーチャルプリペイドチケットから精算することで、月々の支払処理の負荷を軽減することができるサービス。さらに、銀行振込の回数を減らすことで、手間だけでなく振込手数料も減らすことができる。