世界50以上の国と地域に拠点を展開しているアシックスは、目標とするスリムでシームレスなグローバル組織体制と柔軟なワークスタイルに対応するため、海外拠点を含むグループ全体でメールやスケジュール機能をGoogle Appsに統一した。
一方、日本国内の拠点では1990年代から従来のグループウェアを利用しており、データベースの乱立によって情報の氾濫状態に陥り、変化への迅速な対応が困難な状況になっていたという。
そこで、国内特有のきめ細やかな業務に対応するため、Google Appsに加え新たなコラボレーション基盤として「INSUITE」と「スマートDB」を採用した。なお、インフラはAmazon Web Services(AWS)上に構築しているという。
国内社員3,000名のポータルとして「INSUITE」と「スマートDB」を導入したことで、乱立した情報を1か所に集約することを目指している。従来のグループウェアには約7,000ものDBが蓄積されていたが、業務の見直しを行うことで2,500にまで削減、さらに業務の見直しと「スマートDB」」への移行で700まで削減し、徐々に移行していく予定だという。
また、決裁手続きなどはモバイル端末で対応できるようになり、多様な働き方を実現するツールとしても業務変革を支援しているとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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