今回、インメモリープラットフォームを提供するSAP、ビッグデータの統合データ基盤を提供するMapR、SAP HANAアプライアンスの出荷数で実績のあるレノボの3社が共同で動作検証を行い、ビッグデータ活用のレファレンス・アーキテクチャを作成した。
具体的には、SAPのインメモリープラットフォーム「SAP HANA」および「SAP HANA Vora」、レノボの「Lenovo System × Solutions for SAP HANA」のアプライアンス・モデル、MapR社の「MapRコンバージド・データ・プラットフォーム」および「MapR on Lenovo System × for SAP HANA Vora」を組み合わせて動作検証を行い、その結果をホワイトペーパーにまとめ、レファレンス・アーキテクチャとして公開する。
これは、検証済みのベストプラクティスとしてホワイトペーパーにまとめられているため、導入プロジェクト時に参照することで、プロジェクト期間の短縮や品質向上に貢献するとしている。
MapRは業界で唯一エンタープライズ・ストレージの機能を持ち、かつ単一障害点やパフォーマンスボトルネックの問題を根本から解決したHadoopおよびSparkの機能を提供する。「SAP HANA」や「SAP HANA Vora」のデータ基盤として、ミッションクリティカルな利用に対応している。
企業は「SAP HANA Vora」の活用により、「SAP HANA」上に蓄積したビジネスデータとともに、MapRの提供するコンバージドプラットフォームに保存されたビッグデータを、マッシュアップして分析することが可能になる。インメモリ/ビッグデータ間でデータ移動を行う必要がなく、各プラットフォーム上で高度な分析を行うことができるという。