国内PaaS市場の2015年度の売上金額は前年度比74.4%増と、高い成長となった。デジタルイノベーションによる新規ビジネスの創出や、新たな市場の開拓を模索する企業は増えつつあり、イノベーションへの意識は年々高まっている。
これらイノベーションを推進するシステムを迅速かつ低リスクで構築する手法の1つとして、アプリケーションの開発および実行環境、DBMS、システム連携などをサービスとして提供するPaaSに注目が集まっていることが要因でになる。
今後、こうした流れがさらに拡大すると見込まれることから、2016年度以降も高水準の成長率を維持し、同市場のCAGR(2015~2020年度)は43.9%、2020年度は2015年度と比較して約6倍の市場規模になると予測している。

今回の発表は、ITRが発行した市場調査レポート「ITR Market View:クラウド・コンピューティング市場2017」に詳細を掲載している。レポートには、IaaS市場、PaaS市場、DaaS市場、迅速開発環境サービス市場を対象に、国内35ベンダーへの調査に基づいた2014~2015年度売上げ実績および2020年度までの売上げ予測が掲載されている。
この記事は参考になりましたか?
- 関連リンク
- この記事の著者
-
EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
「EnterpriseZine」(エンタープライズジン)は、翔泳社が運営する企業のIT活用とビジネス成長を支援するITリーダー向け専門メディアです。データテクノロジー/情報セキュリティの最新動向を中心に、企業ITに関する多様な情報をお届けしています。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア