「Optimal Biz」は、企業で使用しているスマートフォンやタブレット端末の管理、セキュリティ対策をサポートするMDM・PCマネジメントサービスで、Webブラウザ上から簡単にモバイル端末やPCを一括管理できる。また、Zone Managementや機器検出技術といった特許技術を組み込んだ独自機能、端末メーカーとの提携による対応機種数の多さ、大規模ユーザーを抱える組織の構造を視覚化した階層管理機能、直観的なユーザーインターフェースによる管理用画面などが特徴だという。
新バージョンでは、次のように新たな3つの新機能を提供する。
・「Optimal Biz Remote」のマルチプラットフォーム対応
「Optimal Biz Remote」は、利用者のパソコン、スマートフォン、タブレットの画面を、IT管理者が遠隔で共有、操作することができるリモートサポートサービス「Optimal Remote」を、「Optimal Biz」を利用者向けに最適化して、提供しているオプションサービス。これまでの「Optimal Biz Remote」は、Windows端末のサポートのみだったが、新たにAndroidとiOSに対応し、マルチプラットフォーム対応となった。
・「Android for Work」のデバイスオーナーモード(Device Owner Mode)対応
「Android for Work」とは、よりセキュアな環境でAndroid端末を利用するために、Googleが提供する機能。「Android for Work」には、BYODでの利用に役立つビジネス領域と個人領域に分けるプロファイルオーナーモード(Profile Owner Mode)に加えて、高度なセキュリティ設定を行うことのできるデバイスオーナーモード(Device Owner Mode)がある。
新バージョンでは、「Optimal Biz」から、Android端末をデバイスオーナーモードへ切り替えることが可能になった。端末をデバイスオーナーモードにすることで、アプリケーションのインストール制御などがOSレベルで行えるため、組織のセキュリティポリシーに沿った最適な設定を簡単に行うことができるようになる。また、このモードへの切り替え方法として、QRコードを用いる方式とNFCを用いる方式の2種類を提供する。
・iOSの「紛失モード」機能に対応
Appleが提供する「紛失モード」機能に「Optimal Biz」が対応。これにより、万が一端末を紛失した際でも、管理者が端末を「紛失モード」に設定でき、管理者が再び「紛失モード」を解除しない限り端末のロックが解除できないため、よりセキュアにiOS端末が運用できるようになった。また、「紛失モード」時は「Optimal Biz」エージェントのインストールおよび、端末の位置情報サービスの有効化設定を行わずに、位置情報が取得できるようになる。