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トレンドマイクロ、2017年法人向け事業戦略を発表

同社が発表する3つの注力ポイントの詳細は以下。

2017年の法人向けの事業戦略について説明するトレンドマイクロ 代表取締役社長 兼 CEO エバ・チェン氏と
取締役副社長 大三川 彰彦氏(写真左から)

(1)XGen(エックスジェン)に基づいたセキュリティソリューションの提供

User Protection(多様な環境におけるユーザの保護)

 「XGen」に基づいた企業向け総合セキュリティソフト「ウイルスバスター コーポレートエディション XG」に加えて、下記の製品に「XGen」に基づいたAI技術による機械学習型検索機能を新たに搭載する。

  • クラウド型総合ゲートウェイセキュリティアプライアンス「Cloud Edge」
  • クラウドアプリケーション向けセキュリティサービス「Trend Micro Cloud App Security」
  • クラウド型エンドポイントセキュリティサービス「ウイルスバスター ビジネスセキュリティサービス」

Hybrid Cloud Security(クラウド&仮想化セキュリティ)

 総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」が新たなITインフラ(Docker)に対応。今後、「XGen」に基づいたAI技術による機械学習型検索機能を新たに搭載し、増加するランサムウェアの対策を強化する。また、サンドボックス連携により標的型サイバー攻撃への防御力を向上させる。

Network Defense(複雑化するネットワークの防御)

 ネットワーク型脅威対策製品「Deep Discovery Inspector」と、Webフィルタリング、ネットワーク検疫、デバイス制御などの国内の他社セキュリティ製品との連携を強化。また、下記の製品に、「XGen」に基づいたAI技術による機械学習型検索機能を新たに搭載していく。

  • ネットワーク型脅威対策製品「Deep Discovery Inspector」
  • ネットワークセキュリティ製品「TippingPoint」

(2)マネージドセキュリティサービスパートナーとの連携強化

 セキュリティの運用・監視サービスを提供するマネージドセキュリティサービスパートナーと連携し、中小企業から大企業まで顧客環境に最適なセキュリティソリューション提供を推進していく。

 中小企業には、エンドポイント、ネットワークのセキュリティをSaaS型で提供し、顧客のITインフラを包括的に運用・監視するパートナーと協業し、主に標的型サイバー攻撃・ランサムウェア対策製品の販売促進を行う。

 中堅・準大手企業には、クラウド/仮想化関連のグローバルアライアンスパートナーおよび国内パートナーとの連携を強化し、クラウド、オンプレミスなど多種多様なサーバのセキュリティ向上を支援する。

 大手企業には、標的型サイバー攻撃に対するセキュリティソリューションを提供し、複数のセキュリティ製品を運用・監視するパートナーと協業することで標的型サイバー攻撃に対するユーザのセキュリティ強化を支援する。

(3)ホーム/自動車/工場向けIoTセキュリティソリューションの提供

 様々なデバイスがインターネットに接続されるIoT時代に適したセキュリティソリューションを「Connected Home(ホーム)」 「Connected Car(自動車)」「Smart Factory(工場)」に対して提供する。

Connected Home(ホーム)

 ホーム向けには、家庭内の複数のスマート家電をまとめて守るホームネットワークセキュリティ製品「ウイルスバスター for Home Network」を既に提供している。今後、通信事業者と協業しセキュリティを付加したインターネットサービスを提供していく。また、ルータなどを提供するネットワーク機器ベンダーに、ネットワークレイヤで保護するセキュリティ技術「Trend Micro Smart Home Network」をOEM提供することで家庭内のスマート家電を保護していく。

Connected Car(自動車)

 ソフトウェア開発キット(SDK:Software Development Kit)を含むIoT機器向けセキュリティソリューション「Trend Micro IoT Security」を、 自動車/車載機器メーカーに提供し、自動車のリスク検知(システム整合性確認、異常検知、脆弱性検知など)とシステム保護(アクセス制御、仮想パッチなど)を実現していく。

Smart Factory(工場)

 工作機械や産業用ロボットを提供するメーカーに対して、ネットワーク型脅威対策製品「Deep Discovery Inspector」、ロックダウン型ウイルス対策ソフト「Trend Micro Safe Lock」、「Trend Micro IoT Security」を提供し、セキュリティを組み込んだ製品を提供する。また、PLC、EWS、FAユニットなどを用いて産業用システムを構築する制御系システムインテグレーターと協業し、ネットワークセキュリティ製品「TippingPoint」、総合サーバセキュリティ対策製品「Trend Micro Deep Security」などのセキュリティソリューションを提供していく。

※PLC:Programmable Logic Controller:機械を決められた手順で自動的に動かすための装置
※EWS:Engineering Workstation:PLCのプログラム開発、書き込みをおこなう装置

図:XGenに基づいたセキュリティソリューション ロードマップ 出所:トレンドマイクロ株式会社 

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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)

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