マイクロソフトでは、このランサムウェアは2017年3月に修正されたSMB v1の脆弱性(MS17-010)を悪用するため、コンピューターが最新のセキュリティ更新プログラムをインストール済みであることを確認するよう求めている。
今回、すでにサポートが終了しているWindows XP、Windows 8およびWindows Server 2003についても例外的にセキュリティ更新プログラムを公開している。なお、現時点ではWannaCryptで使用されている悪用コードはWindows 10には無効であることを確認しているという。
また、5月12日(米国時間)、マイクロソフトのマルウェア対策製品に対して更新された定義ファイルを提供している。このランサムウェアはRansom:Win32.WannaCryptとして検出される。
さらに、各社ベンダーから提供されるマルウェア対策製品のユーザーは、各ベンダーの情報を参考に、本マルウェアへの対応がなされていることを確認するよう呼び掛けている。