オリエントコンピュータは、今回、重要データ漏洩防止のためのデータ消去のために、企業、官公庁、教育機関、研究機関といった重要PCデータを取扱い組織を対象に、「完全データ消去ソリューション」の提案するという。
PCのリース返却やリユース、廃棄時に、PC利用者自身が自分で簡単にHDD/SSDの完全消去を行うことが可能なうえ、必要な場合は管理者がリモート操作で消去、時限設定で日時を合わせて自動消去を行うことも可能だ。
いずれの場合も、重要な消去ログを自動一括管理することが可能だという。ネットワーク消去(WAN/LAN)、オフライン消去、さらに、ハードディスククラッシャーによる磁気消去、物理破壊まで全てのHDD/SSDのデータ抹消作業を行うことができる。
これらのソフト・ハード、全てのデータ消去作業を一度に簡単に行え、それら物理破壊もソフト消去もSSD/HDDも消去ログを一元管理する、世界で初めての新しい「完全データ消去ソリューション」だとしている。
「PEEデータ完全消去ソリューション」を利用することで、PC廃棄、返却時に「PCを利用している人が、管理者の認証を得て、自分で自分のPC内データを完全に簡単に安全にデータ消去できる」ようになるという。また、予め消去時間を全てのPCに設定してPC内データ消去予約も可能になっている。
これらの作業で発生するログは全て一元管理が自動/手動両方で行うことができる。オンライン、オフラインに関係なく、HDD/SSD全ての完全消去が行える。HDD/SSDが故障していても問題なく、物理破壊を行い、その物理破壊のログもソフト消去と同様に一元管理が自動/手動で実施できるとしている。
HDD/SSDの記憶媒体のリユース目的のソフト消去には、Windows OSから誰でも簡単に消去を開始し、最終的には、OSを含む全HDD/SSDを完全消去できるアプリ「ePEE」のほか、消去会社用のスタンドアローン版 USBブート版「PEE」がある。
HDD/SSD破棄処分目的の磁気物理消去機「HDDクラッシャーSUPPER COMBO」利用による完全磁気消去、物理破壊消去も供給される。さらに、「PEE消去ログ一元管理システム」でソフト消去、物理破壊両方の消去ログ、未消去ディスクリストなどを一元管理、オフラインPCやHDD/SSDは消去ログをCSV形式でアップロードし一元管理できる総合データ消去ソリューション製品になっている。
「PEEデータ完全消去ソリューション」の基本機能と特徴は次のとおり。
1. データ消去ソフト「PEE」シリーズ
・Windowsデスクトップアプリ「ePEE」
- Windowsアプリのためわかりやすいユーザインターフェース
- SSD対応インターフェース、SATA、NVMe、U2、MMC(eMMC)、常時対応更新
- Windows OSから起動して、OS事完全消去、全てのアプリも完全消去
- データ消去は管理者側で全て認証事前設定可能
- データ消去は管理者側で「時限設定」PCデータ消去可能
- データ消去は管理者側で遠隔データ消去可能
- 一般PC利用者はアプリを起動して簡単ワンクリック「消去スタート」
- 消去ログは管理サーバーへ自動送信一元管理
- UEFIブート機も自動検知で消去
- プロキシーサーバー利用も可能
- オフラインスマートチェック機能付きでデバイス故障時も表記
- オンライン、オフライン両方利用可でログ一元管理も可能
- 消去拠点が全国・全世界何十箇所でも全て本部で認証管理可(消去スタート/ログ一元管理)
・スタンドアローン版「PEE USB版」
- オフライン環境でのPC消去は連続消去機能付きで時短
- オフラインでのデータ消去ログは管理サーバーへUSB利用でアップロード
2. データ消去完全物理破壊「SUPPER COMBOクラッシャー」
- 磁気消去 HDD対象 世界初DEE方式(特許)、リバウンド方式(特許)
- 磁気消去 磁力11,000oe出力 公的機関実証実験済
- 磁気消去ログ自動収集 世界初(csv)
- 磁気消去 LTO、CMT、OPENリース他全ての磁気テープ対象
- 物理破壊機消去 HDD対象 SSD対象
3. PEE消去ログ一元管理システム
- バーコード利用で、HDDデータ読込み消去ログ一括管理
- 消去不可HDDのネットワークログ確認
- スタンドアローン消去ログ取り込み
- オンライン、オフライン混在作業でも消去ログ一元管理が可能
- 物理破壊データ、ソフト消去データ、ログ共有自動一元管理
- クラウド版、オンプレ版、オンライン、オフライン、LAN、全ての一元消去システム