CASBの導入検討時に課題となるのが、「CASB導入後、どういう運用業務が必要となるのか?」といった点だ。CASBに興味はあるものの、はたして自社で使いこなせるのか?という不安を感じる企業は少なくない。そこで今回はCASBの運用業務について説明する。これまで説明してきたように、CASBの導入目的は「シャドーITの可視化」と「サンクションITの保護」の2つがあり、どちらを目的とするかで、運用方法は大きく異なる。シャドーITの可視化の場合は目的が明確であるため、運用業務も定型的になりやすい。一方、サンクションIDの保護の場合は、利用する機能や顧客要件によって運用業務は大きく異なってくる。そのため、今回は「シャドーITの可視化」の運用業務について解説する。
この記事は参考になりましたか?
- CASB(Cloud Access Security Broker)入門連載記事一覧
-
- CASBを入れて終わりにしないために――導入後のCASBの運用業務を整理する
- CASB導入において国内の代表的な4つのユースケース―ーCASB選定のポイントを整理する
- Office365、AWS…クラウドサービスのセキュリティを強化するCASBの機能とは?
- この記事の著者
-
大元 隆志(オオモト タカシ)
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 クラウドインテグレーションビジネス推進部 エキスパートエンジニア
国士舘大学 経営学部 非常勤講師
通信事業者のインフラ設計、提案、企画を12年経験。現在はCASBソリューションのセールス開発・プリセールスを担当する一方で、国士舘大学 経営学部に...※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
この記事は参考になりましたか?
この記事をシェア