CASBを入れて終わりにしないために――導入後のCASBの運用業務を整理する
CASBの導入検討時に課題となるのが、「CASB導入後、どういう運用業務が必要となるのか?」といった点だ。CASBに興味はあるものの、はたして自社で使いこなせるのか?という不安を感じる企業は少なくない。そこで今回はCASBの運用業務について説明する。これまで説明してきたように、CASBの導入目的は「シャドーITの可視化」と「サンクションITの保護」の2つがあり、どちらを目的とするかで、運用方法は大きく異なる。シャドーITの可視化の場合は目的が明確であるため、運用業務も定型的になりやすい。一方、サンクションIDの保護の場合は、利用する機能や顧客要件によって運用業務は大きく異なってくる。そのため、今回は「シャドーITの可視化」の運用業務について解説する。

Article copyright © 2018
Ohmoto Takashi, Shoeisha Co., Ltd.
バックナンバー
連載:CASB(Cloud Access Security Broker)入門
CASBを入れて終わりにしないために――導入後のCASBの運用業務を整理する