セキュリティ運用に関する記事とニュース
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2019/01/23
情報資産は最小化し、境界を形成して保護せよ――ゼロトラストモデルをジョン・キンダーバグ氏が説く
セキュリティモデルの「ゼロトラスト」はネットワークセキュリティにおいて、前提を「信頼する」から「信頼しない」へと転換するものであり、技術的な戦術というよりは戦略的な概念だ。現在は米パロアルトネットワークスでフィールド担当CTOを務める同氏が「ゼロトラスト」の概念から実装まで解説する。
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2018/11/13
「どうしますか?」「どう考えられますか?」――インシデント対応力を鍛えよ!記者が体験したサイバーセキュリティ演習
サイバー攻撃は常に姿を変え、隙を突いてくる。防御する側も健闘しているものの、油断は禁物だ。近年では企業・組織においてサイバーセキュリティ演習が普及しつつある。PwCは記者向けに実際にインシデントに直面したことを想定した机上演習を実施した。机上演習とは一体どのようなものなのか。記者が実際に体験した演習の模様をレポートする。
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2018/11/05
適切なサイバーセキュリティ対策の確立に向けた努力を――名和利男氏が解説する「机上演習(TTX)活用のポイントと公然情報の重要性」
サイバー攻撃によるインシデントが発生した際の対応は、「検知・認知」し「理解・判断」を行い「指示・支援」により対処する。しかし、日本ではこのロジックがうまく機能せず、インシデントが拡大してしまう傾向がある。この課題の解決には、潜在化事象の把握と机上演習が有効だ。編集部主催のカンファレンス「Security Online Day 2018」では、株式会社サイバーディフェンス研究所の上級分析官である名和利男氏が登壇し、公然情報と机上演習の実例とポイントを紹介した。
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2018/10/04
クラウド、デジタル、働き方改革のスペシャリストがセキュリティについて語り合う
クラウドやデジタル活用が進むなか、ブレーキとなりがちなのがセキュリティだ。編集部主催のSecurity Online Dayで開催されたパネルディスカッション「マルチクラウド、デジタル推進に向けた情報セキュリティ運用の現場」ではパネラーから「正しく使えばクラウドのほうが安全」、「クラウドや新しいサービスを使えないリスクもある」という指摘がなされた。デジタル活用時代の現実的なセキュリティ対策を考える。
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2018/09/07
CSOは経営陣にビジネス改善を提案する立場が求められている――米タニウムCSOデビッド・ダマト氏
ランサムウェアに標的型攻撃、エンドポイント保護の重要性は高まりつつある。しかし大規模環境であろうとも迅速に脅威を検知し、かつ効率的に運用できるかは課題だ。タニウムは独自技術でスピードと可視化を実現したエンドポイントプラットフォームを提供している。米タニウムCSOのデビッド・ダマト氏に製品の特徴とCSOの役割について聞いた。
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2018/08/08
サイバーセキュリティの知見を「セーフティー」に生かしていきたい――トヨタ自動車 守屋英一さん
サイバーセキュリティ分野の第一線で活躍している守屋英一さん。全てを知り尽くした上で堅実にキャリアを積み重ねていると思いきや、実は「できっこない」と思うことも無理を承知で挑戦することも。未知なる世界に飛び込み、多くの発見と学びを得てきた。守屋さんがこれまで歩んできた道、これから目指すものとは。
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2018/06/05
「リスクが何だか把握してますか」――RSA CTOインタビュー
サイバーセキュリティは「経営課題」だ。経営層が積極的に関与して対策を講じなければ、経営の根幹を揺るがしかねない危機に直面する。2017年に世界150か国以上で蔓延したランサムウェア「WannaCry」の被害を見ても、それは明かだ。ビジネスサイドはサイバーセキュリティをどのように捉えているのか。米RSAでCTO(最高技術責任者)を務めるズルフィカール ラムザン氏に話を聞いた。
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2018/05/25
CASBを入れて終わりにしないために――導入後のCASBの運用業務を整理する
CASBの導入検討時に課題となるのが、「CASB導入後、どういう運用業務が必要となるのか?」といった点だ。CASBに興味はあるものの、はたして自社で使いこなせるのか?という不安を感じる企業は少なくない。そこで今回はCASBの運用業務について説明する。これまで説明してきたように、CASBの導入目的は「シャドーITの可視化」と「サンクションITの保護」の2つがあり、どちらを目的とするかで、運用方法は大きく異なる。シャドーITの可視化の場合は目的が明確であるため、運用業務も定型的になりやすい。一方、...
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2018/04/09
セキュリティ運用ソリューションを強化、SIEMのアーキテクチャ刷新と機械学習を活用―マカフィー
マカフィーは、高度なサイバーセキュリティの脅威に対し、迅速な対応を可能にするセキュリティ運用機能を強化した「Enterprise Security Manager(McAfee ESM11)」、及び「McAfee Behavioral Analytics」の提供開始を発表した。
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2018/03/16
CASB導入において国内の代表的な4つのユースケース―ーCASB選定のポイントを整理する
本連載ではこれまで、CASBの概要、CASBの2大機能であるシャドーITの可視化と、サンクションITの保護について述べてきた。今回はCASBを導入するにあたっての導入の順序やCASB選定ポイント等について解説する。
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2018/03/07
グローバル企業の情シスからセキュリティ・エバンジェリストへ転身した理由―ラック原子拓さん
SIやITコンサルティングの企業から、ユーザー企業のIT部門に転職する話は時々耳にする。しかし、その逆はあまり聞いたことがない。原子拓さんはユーザー企業でシステムのダウンサイジングからインターネットへの接続とセキュリティ対策、さらにはクラウド活用に至るさまざまな経験をした後に、セキュリティ技術を駆使したITトータルソリューションを提供する株式会社ラックに転職した異色の存在だ。
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2018/02/26
Office365、AWS…クラウドサービスのセキュリティを強化するCASBの機能とは?
CASBには、大きく分けて2つの機能が実装されている。一つは社内のシャドーITを可視化する機能(クラウド利用状況の可視化)であり、前回の記事で解説した。今回はもう一つの主要機能である、Office365やAWSといった個々のクラウドサービスのセキュリティを強化する「サンクションIT(社内で正規利用されているIT)の保護」機能について解説する。
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2018/02/09
これでも「弊社はシャドーITのリスクは無い」と断言できるか?軽視されるシャドーIT、代表的な脅威とは
企業のクラウドシフトに併せて、CASBはセキュリティ市場で最も注目されている技術の一つだ。CASBには、大きく分けて2つの機能が実装されている。一つは社内のシャドーITを可視化する機能(クラウド利用状況可視化)。もう一つがOffice365やAWSといった個々のクラウドサービスのセキュリティを強化する機能だ。今回は、シャドーIT可視化機能について解説する。
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2018/01/29
クラウドシフトに欠かせないCASBとは?
クラウド利用状況の可視化(シャドーITの把握)や、Office365、AWSの全社導入をきっかけに、クラウドサービスのセキュリティ強化を検討する企業が増加している。こうした企業のクラウドシフトに併せて注目を集めているのがCASB(Cloud Access Security Broker)だ。
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2018/01/26
北朝鮮や中国など国家支援によるサイバー攻撃が増加、2018年の脅威動向をファイア・アイが予測
標的型攻撃の対策製品を手がけるファイア・アイは2018年1月23日、2018年の脅威動向を予測したレポート「セキュリティ動向予測2018」を発表した。毎年、同社が独自に調査したもので、今年注意が必要な攻撃グループ、攻撃手法や防御方法などをまとめた。同レポートは、同社CEOのケビン・マンディア氏などによる今年1年の脅威予測、アジア太平洋地域の動向予測などをまとめたもの。発表会では、同社執行役副社長の岩間優仁氏が登壇し、主な予測を解説した。
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2017/10/16
サイバー攻撃防御で今後重要になるのは「業界全体の情報共有」と「攻撃者目線によるリスク予測」だ――日本放送協会 情報システム局、熱海徹氏が解説
高度化するデジタルリスクに備えるには「攻撃の意図」を捉え、先んじて対策を講じること。そのベースとなるのは個人の信頼感だという。そう語るのは、日本放送協会(NHK)や一般社団法人ICT-ISAC-JAPAN で、長年に亘り放送業界のセキュリティに取り組んできた熱海徹氏だ。9月12日に開催した「Security Online Day 2017」(主催、翔泳社)の基調講演に登壇した熱海氏が、その豊かな経験と、オリンピックなどに向けた近年の施策を通じて得た課題感や対策のあり方について語った。
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2016/10/14
脅威に集団で防衛する!IBM Security App Exchange ジャパン・エコシステム始動
2016年10月13日、日本IBMはセキュリティ・アナリティクス製品「IBM Security QRadar(以下、QRadar)」にビジネスパートナーのアプリケーションを追加できる取り組みについて説明した。セキュリティ対策のエコシステムを構築し、集団防衛を強化する狙いだ。