■インスタントクラウドリカバリとAzure対応拡大
新しい「Backup Exec」のインスタントクラウドリカバリ を使用すると、Azureクラウドに即座にリカバリすることができる。インスタントクラウドリカバリには、Azure Site Recovery(ASR)が組み込まれており、ネイティブのAzure DRaaS(Disaster Recovery-as-a-Service)を使用してオフサイトのバックアップを補完することで、ベリタスとAzureクラウドとの統合がさらに強化される。
インスタントクラウドリカバリを使用して、Hyper-VやVMwareの仮想マシンにあるビジネスクリティカルなデータを、Azureクラウドに即座にレプリケーションできるようになったため、甚大な災害が発生した場合にもダウンタイム(RTO)とデータ損失(RPO)をこれまで以上に低減できる。
災害が発生した場合、「Backup Exec」を利用すると、Azureクラウドのレプリカにフェールオーバーするだけで、ビジネスの中断を回避できる。なお、インスタントクラウドリカバリを使用するにはAzureのサブスクリプションが必要になる。
■各種プラットフォームの最新バージョンに対応
・Windowsプラットフォーム:「Backup Exec 20.2」は、Windowsの四半期毎の最新のチャネルリリース(SAC)(Windows Server バージョン 1803、およびWindows 10バージョン1803) に対応。
・SharePointプラットフォーム:「Backup Exec 20.2」は、Microsoft SharePoint Server 2016のファームレベルの個別リストアにも対応。
・VMwareプラットフォーム:「Backup Exec 20.2:は、VMware vSphere 6.7に完全対応しており、これには仮想マシンハードウェアバージョン 14への対応が含まれている。さらに、VMware vCenterおよびESXi向けのSSLサーバ証明書の信頼性の審査と検証を実行する新しい機能が追加されている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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