「理想科学工業」といえば、「プリントゴッコ」を思い浮かべる人もいるだろう。残念ながら、同社では平成24年12月にプリントゴッコ事業を終了している。昭和21年に謄写印刷の会社として始まった理想科学工業は、昭和30年代には印刷装置の開発、販売を行う製造業へと変化した。現在の主流製品は高速カラープリンターの「オルフィス」、デジタル印刷機の「リソグラフ」だ。顧客先で稼動しているこれら製品には各種センサーが搭載されており、今ではIoT機器となっている。それらから得られる大量データを、いかに活用しビジネス価値に変えるか。これは理想科学工業にとって、新たな課題だった。
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谷川 耕一(タニカワ コウイチ)
EnterpriseZine/DB Online チーフキュレーターかつてAI、エキスパートシステムが流行っていたころに、開発エンジニアとしてIT業界に。その後UNIXの専門雑誌の編集者を経て、外資系ソフトウェアベンダーの製品マーケティング、広告、広報などの業務を経験。現在はフリーランスのITジャーナリスト...
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