2026年5月11日、アクセンチュアは、Anthropicとグローバルで進めてきた戦略的パートナーシップのもと、AIを中核に据えた企業変革の支援体制を日本で強化すると発表した。同年5月1日より「アクセンチュア Anthropic ビジネスグループ」の日本における活動を本格始動させ、全社AI変革の設計と実行から、Claude, powered by Anthropicを活用したソフトウェア開発ライフサイクルの刷新、基幹システムのモダナイゼーション、そしてサイバーセキュリティ変革を国内の顧客向けに提供するとのことだ。
同ビジネスグループでは、昨今日本企業で高まるサイバーセキュリティニーズのほか、ガバナンスやコンプライアンスといったエンタープライズ要件を前提に、日本企業特有のIT環境や業界特性を考慮しながら、Claudeを企業活動の実運用に組み込むことで、グローバルで培われた知見と国内での実践を融合させ、持続的な価値創出につなげていくとしている。
日本で提供する主な支援領域
1. 全社AI変革の設計と実行
Claudeを戦略、業務プロセス、組織、人材、文化、テクノロジーを横断する全社変革として設計・実行。経営層との戦略対話を起点に、AI駆動で業務の可視化と再設計を推進し、Claude CodeやClaude Coworkを活用した実装へと展開するという。業務プロセス、既存システム、組織体制との整合を踏まえた設計・導入・運用を支援し、チェンジマネジメントによる定着までを伴走するとのことだ。
2. AI駆動開発によるソフトウエア開発ライフサイクル(SDLC)の刷新
要件定義から設計、開発、テスト、リリース、運用まで、ソフトウエア開発の全工程にAIを組み込むことで、変化への対応力を高める。市場環境の変化や新たな規制要件にも、従来の数分の一のスピードで対応できるエンジニアリング組織への変革を支援。加えて、こうした変革を確実に実行・運用するため、全社活用を前提とした安全性とガバナンスを確保するという。Claude Codeは、セキュリティや安全性に配慮した判断を行うよう設計されており、リスクの高いコードを生成しにくい設計思想(Constitutional AI)を備えている。これに加え、仕様やテストの事前定義、AIによる多段階の品質チェック、変更の根拠と履歴の自動記録など、開発プロセス全体を対象とした統制を整えることで、AI駆動開発を安全に本番運用し続けられる体制を実現するとしている。
3. 老朽化した基幹系レガシーシステムのモダナイゼーションと最適化
アクセンチュアが提供する基幹システム変換ツールMAJALIS(マジャリス) とClaudeを組み合わせ、モダナイゼーション加速を支援する。MAJALISにより既存資産を標準的なJavaへ変換し、Claudeがコード解析、仕様の可視化、テスト生成などを担うことで、移行後の理解性・保守性・拡張性を高める。これにより、単なるレガシー刷新にとどまらず、生成AI活用を前提とした次世代システムへの進化を見据えた最適化を実現するという。
4. AIの急速な進化に対応する、包括的なサイバーセキュリティ変革
アクセンチュアは、独自開発したAIエージェント群とClaudeを組み合わせ、AI駆動型サイバーセキュリティソリューションCyber.AIを提供している。今回これに加え、世界で3万人以上のサイバーセキュリティ専門家が連携し、アセスメントからトリアージ、復旧、継続的な高度化までを一貫して支援するとのことだ。加えて、AI活用を前提としたセキュリティガバナンスの設計やインシデント対応力の強化、業界固有の規制要件への対応を通じて、日本企業のセキュリティ運用を安全かつ持続的に次の水準へと引き上げるとしている。
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EnterpriseZine編集部(エンタープライズジン ヘンシュウブ)
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