「ECS 3.3」は、クラウド同様の機能と使いやすさで非構造化データを取り込み、格納、保護、管理する、柔軟性を持つソリューションながら、エンタープライズレベルで求められる法規制への適合・認証を得ており、高度にデータの安全性が求められる企業環境にも適用できるという。
企業は、パブリッククラウドサービスよりも低いTCO(総所有コスト)で、データをコントロールし、セキュリティー上の脆弱性を減らし、厳格なコンプライアンス要件を満たすことができるようになるとしている。
「ECS 3.3」によって可能になること
・セキュリティーおよびコンプライアンスの要件を満たす
外部キー管理やSTIG Hardening、NFS WORMコンプライアンスといったエンタープライズレベルの強化機能が、より大きな脅威下で厳格なデータセキュリティー要件が求められる時代のデータ資産の保護をサポート。
・ストレージインフラストラクチャのプロアクティブ(先回り的)な管理
容量モニタリングの強化、カスタム アラート、評価指標エクスポートなどにより、データへの可視性を向上。ストレージ管理者は、より正確な容量増加予測を行えるようになり、データの可用性とピーク時のシステムパフォーマンスを事前に確保できる。
・迅速にデータから新たなインサイトを引き出す
Amazon S3が提供する機能と同様のプレフィクスサーチ機能(前方一致検索)やS3 Listコマンド実行時間の短縮など、開発者は短時間でデータから新たなインサイトを得られる。
・ストレージインフラストラクチャのモダナイズ(最新鋭化)
保持ポリシーのシームレスな移行とクラウドゲートウェイツールの統一を通じて、「Dell EMC Centera」などのレガシーオブジェクトプラットフォーム向けに合理化されているプラットフォームのモダナイズ機能を活用することで、インフラストラクチャをモダナイズし、生産性に影響を与えることなく最新の「ECS」プラットフォームに移行することができる。
・ROIの改善
パブリッククラウドサービスよりも低いコストで、より高いデータコントロールが可能になる。