NTTグループで培われたセキュリティサービス WideAngle
NTTコミュニケーションが提供している総合リスクマネジメントサービス「WideAngle」には、大きく分けてプロフェッショナルサービス、マネージドセキュリティサービス、加えてセキュリティ対策機器やソフトウェアの導入サービスがある。プロフェッショナルサービスは企業のICT環境のコンサルティングやCSIRT運用支援、マネージドセキュリティサービスは各種セキュリティ監視を行う。
新しいサービスを随時追加しており、これまでも2018年6月にはプロフェッショナルサービスにセキュリティリスクを可視化する「脆弱性見える化ソリューション」、2019年2月にはWindows Defender ATPを活用したエンドポイントセキュリティ対策サービス「EDR」、2019年3月にはセキュアなテレワーク環境実現に向けたモバイルPCのインターネットアクセス監視制御に「クラウドGWセキュリティ」(Symantec Web Security Services活用)などを提供してきた。
2019年3月28日からは、Fortinetと共同開発したセキュリティ高度分析サービスを提供開始した(参考記事)。次世代ファイアウォールFortiGateで、PCAPデータ(パケットキャプチャで取得したデータ)をリアルタイム分析する。セキュリティ脅威検知の迅速化と精度向上を狙う。利用料金は個別見積もり。
FortiGateを自社独自に導入するだけだと、運用管理者は検知アラートの処理に追われてしまうことがある。今回提供開始となったサービスでは、NTTコミュニケーションズのSOCが顧客拠点にあるFortiGateのPCAPデータをAPIで取得して分析する。セキュリティアナリストが脅威インテリジェンスと照らし合わせ、必要なアラートのみに絞られ顧客に通知される。