米現地時間7月19日、Rapid7は、IntSights Cyber Intelligenceを買収したことを発表した。合意条件に基づき、Rapid7は、調整を前提に3億3,500万ドルを支払いIntSightsを買収するという。
本買収によりRapid7は、自社のコミュニティに蓄積された脅威インテリジェンスなどを、IntSightsの外部脅威インテリジェンス機能と組み合わせる。これにより顧客は、組織の規模やセキュリティ成熟度に関わらず、脅威の一元的な把握、攻撃対象のモニタリング、関連性の高い洞察力、脅威の軽減を実現することができるとしている。
また、今回の買収により、Rapid7のXDR(Extended Detection and Response)サービスである「InsightIDR」が強化され、脅威の早期発見や対応時間の短縮が可能になるという。
2021年第2四半期中間集計
また、Rapid7では、6月30日に終了した第2四半期の年間経常収益(ARR)の暫定的な推定値を発表。現在入手可能な情報に基づいて、Rapid7は2021年第2四半期のARRを約4億8,900万ドル(前年比29%増)と予想している。さらに、2021年第2四半期の売上高と非GAAP収入は、5月6日に発表した同社のガイダンスを大幅に上回ると予想しているという。今後、8月4日に開催される第2四半期決算に関する発表で、決算の全容について説明する予定だとしている。
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