増加する“IoT/OT”への脅威とサイバー戦争 各業界を代表するプレゼンターが指針を示す
「Keysight World 2021」開催! 今知っておくべきIT/セキュリティの最新動向を掴む
技術に焦点を当てたテクニカルウィークからも目が離せない
本イベントでは、3日間にわたり開催されるメインイベントの他にも、実務担当者向けとしてテクニカルウィークが用意されている。その中でも10月21日に開催される「ネットワークとセキュリティー」は、EnterpriseZine読者にもお薦めできる内容が詰まったものとなっている。
ここでは、サイバー攻撃者の視点での対策やセキュリティアセスメントの具体策に加え、テレワークやクラウドが普及した現在、欠かすことのできない理想的なネットワーク監視やテスト、OTセキュリティ構築に向けた課題と具体策が披露される。その中から、注目のセッションをいくつか紹介しよう。
まず、お薦めしたいのが「セキュリティー対策のはじめの一歩」だ。本セッションでは、昨今のセキュリティインシデントの状況や企業のセキュリティ対策への課題を共有。その対処法として、攻撃者・防御者の両視点からセキュリティ有効性確認を行うテストツール「Threat Simulator」の詳細が最新デモを含み紹介される。
また、招待講演「Withコロナ時代に最適な『アクティブ 監視』とは」では、SCSK株式会社によるアクティブ監視導入事例が共有される。リモートワークやクラウド、SD-WAN導入が加速している中で、監視するべきネットワークが複雑化したことにより、ヘルプデスクの負担が増大しているという企業も少なくないだろう。本講演では、そうした急務ともいえる課題に応えるセッションだ。

なお、サイバーセキュリティ分野ではないものの、今後数年間の社会の変化を見通したいなら、10月18日の招待講演「NICTが考えるBeyond 5Gビジョン」も見逃せない。情報通信研究機構(NICT)Beyond 5G研究開発推進ユニット ユニット長の寳迫巌氏から、未来社会における移動体通信の研究開発動向やロードマップが語られる予定だ。
サイバーセキュリティ分野においてキーサイト・テクノロジーが伝えたいのは、セキュリティリスクは他人事ではないということ。サイバー攻撃の被害は、経営リスクにつながるほど大きな影響をおよぼすものであり、IoTやOT分野と被害のすそ野も広がっている。
また、コロナ禍の影響もあり攻撃は巧妙化しており、侵害されても気が付かないケースも散見されることもあり、まずは攻撃されることを前提としたセキュリティアセスメントや監視を実践することが重要といえる。そのためにも本イベントへの参加を契機として、改めてサイバー攻撃のリスクや対処方法についても確認してほしい。
「Keysight World 2021」で最新テクノロジー、セキュリティなどをキャッチアップ!
キーサイト・テクノロジー主催のオンラインイベント「Keysight World 2021」が開催!メインイベント(10月12日~14日)とテクニカルウィーク(10月18日~22日)の二部構成で、ITテクノロジーやDXの最新動向はもちろん、注目が高まるセキュリティ対策に関する具体的な解決法まで、幅広い知見をお届け!「Keysight World 2021」の詳細と申し込みはこちらから。
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森 英信(モリ ヒデノブ)
就職情報誌やMac雑誌の編集業務、モバイルコンテンツ制作会社勤務を経て、2005年に編集プロダクション業務とWebシステム開発事業を展開する会社・アンジーを創業した。編集プロダクション業務では、日本語と英語でのテック関連事例や海外スタートアップのインタビュー、イベントレポートなどの企画・取材・執筆・...
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