2026年4月22日、ROUTE06は基幹システムの刷新に携わる管理職とSIer・ITベンダーで要件定義に関わる担当者を対象とした「モダナイゼーションの実態調査」の結果を発表した(回答328名)。
同調査によれば、73.4%がモダナイゼーションに取り組んでいたが、17.0%は必要性を認識しつつ未着手と回答。46.7%(事業会社)、54.7%(SIer顧客企業)が構想段階で止まっており、実行フェーズに進めない企業が半数を占めた。
特にレガシー言語技術者の不足により「システム改修の停滞」(53.9%)、「障害時の対応遅延」(53.3%)、「セキュリティ対策の遅れ」(48.0%)など運用・保守に大きなリスクが生じているという。対象プログラム言語はJavaが主流(事業会社56.2%、SIer顧客企業48.1%)で、モダナイゼーションはレガシーに限定されず広がっているとのことだ。
また、モダナイゼーション実施企業のうち70.2%が「おおむね達成」とした一方、31.4%では課題が残ると回答。原因としてシステム複雑化、担当者の属人化、コスト超過などが挙げられた。最大の障壁は、事業会社においては投資対効果の不明確さ(51.9%)、SIer顧客企業ではリスク不安(業務停止リスク63.9%など)となっている。
さらに、重要視される点として「業務停止せず移行」(59.1%)と「影響範囲・コストなどの事前可視化」(57.7%)が上位に挙げられた。成功の鍵は「ロードマップ策定」と「影響範囲の可視化」(いずれも約55%)と考えられており、事業継続やDX推進のため、システム全体の見える化・構造化、AI活用による可視化が一層求められているとのことだ。
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