米現地時間2月15日、Nutanixは、新しい製品ポートフォリオのグローバル提供を開始したと発表した。
新たな製品ポートフォリオは、ハイブリッド・マルチクラウド戦略への移行を容易にするだけでなく、複数の環境にわたってハイブリッド・クラウドサービスを実現する際に起こりがちな煩雑な作業を解消するものだという。今回の発表により、導入しやすい一連のソリューションをセットで提供することで、デジタル変革をさらに効率化するとしている。
新たにアップデートされたポートフォリオには、以下が含まれるという。
- Nutanix クラウドインフラストラクチャー(NCI):NCIをパブリッククラウド、Nutanix Cloud Clusters(NC2)で実行することにより、複数のクラウド環境にまたがって管理とポリシーを持つ統合クラウド環境の運用効率を維持しながら、俊敏性、柔軟性、アプリケーション近代化のためのハイブリッドクラウド戦略への移行を支援。主な事例としては、クラウドのバースト、ディザスターリカバリー、データセンターのリフト&シフトなどが挙げられるとしている
- Nutanix クラウドマネージャー(NCM):NCMは、監視、洞察、自動修復などのインテリジェントな運用を実現し、企業がアプリケーションを簡単に展開、運用、管理できるようにするという。また、インテリジェントなリソース最適化、クラウド計測とチャージバックの正確な可視化により、財務説明責任とコストガバナンスを推進。さらに、複数のクラウド環境にまたがったワークロードとデータのセキュリティ運用を一元化し、インテリジェントな分析とコンプライアンスツールでインシデントレスポンスの自動化を実現するという
- Nutanix ユニファイドストレージ(NUS):NUSは、すべてのストレージリソースを一元管理することで、複数のインターフェースによる複雑さを解消し、ストレージの専門家でなくても日々のストレージおよびデータ管理タスクを処理できるようにするとしている。ソリューションに統合された分析機能により、データの可視化と洞察が得られ、データのガバナンスとセキュリティが実現するという
- Nutanix データベースサービス(NDB):NDBは、Database-as-a-Service(DBaaS)とセルフサービスのデータベース体験をオンプレミスおよびパブリッククラウドで提供し、新規と既存のデータベースの両方を開発者に提供することを支援するとしている
- Nutanixエンドユーザー・コンピューティング・ソリューション:Nutanix Cloud Infrastructure(NCI)にユーザー単位のライセンス・オプションを提供し、インフラストラクチャーのコスト・モデルをエンドユーザー・コンピューティング・プラットフォームのコスト・モデルに合わせることで、キャパシティ・プランニングを簡素化。また、NCI、パブリッククラウド、またはハイブリッドクラウド上でエンドユーザーのワークロードを実行できる、Desktop-as-a-Service(DaaS)プラットフォームが含まれているという
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