NECとウイングアーク1stは、製造業の現場改善に向けたデータ利活用の事業連携を強化すると発表した。
NECは製造業向けIoTプラットフォーム「NEC Industrial IoT Platform」をウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」と連携。これにより、製造現場のデータドリブンによる現場の改善活動促進を目指す。
製造現場では設備や製造工程などのデータを収集しても、分析手法の未確立やDX人材の不足などにより、データを効果的に活用できていないことが課題になっているという。
そこで顧客側の現場データと、NECの「人作業ナビゲーション」や「NEC ビデオマネジメントシステムアプライアンスサーバ」から取得したデータを「NEC Industrial IoT Platform」に格納。データ分析・効果検証を行うことで、改善の方向性を明確化する。
ここにウイングアーク1stの「MotionBoard」を連携させることで、製造業に特化したデータの表現や、現場における各設備・人のデータを見える化し、分析することが可能に。これにより、素早く改善効果を出せるとのことだ。
今後、両社は製造形態や生産特性に応じて、従来の改善手法とデジタルデータ活用を融合させ、顧客のデータドリブン改善の取り組みに貢献していくという。
【関連記事】
・NECが「Windows パッチ運用代行サービス」を開始 運用業務を最大85%効率化
・「NEC Data Enrichment」のSaaS版をリリース 視聴率予測に活用も
・東芝デジタルソリューションズとウイングアーク1st、サービス連携で製造現場のDXを後押し