メタップスは、情報システム担当者318人に、DX推進成功の要因調査を実施し、その結果を公開した。
調査概要
- 調査概要:「DX推進に成功している情シス」への実態調査
- 調査方法:インターネット調査
- 調査期間:2022年3月2日〜4日
- 有効回答:DX推進が上手くいっている企業の情報システム担当者318人
2021年度の仕事を振り返り、7割以上の情シス担当者が「満足」と回答
「Q1.2021年度のご自身の情シスとしての仕事を振り返ってみて、どの程度満足していますか。」(n=318)と質問したところ、「非常に満足している」が17.6%、「やや満足している」が54.4%という結果だった。
満足している理由、「やりがいを感じながら働くことができた」が47.2%で最多
Q1で「非常に満足している」「やや満足している」と回答した方に、「Q2.2021年度の情シスとしての仕事を振り返ってみて、満足している理由を教えてください。(複数回答)」(n=229)と質問したところ、「やりがいを感じながら働くことができたため」が47.2%、「ITに関する専門性を磨くことができたため」が45.0%、「サポートした社員から感謝されたため」が32.8%だったという。
「コロナ禍でもスムーズに業務が進行した」などの理由も
Q1で「非常に満足している」「やや満足している」と回答した方に、「Q3.Q2で回答した以外に、2021年度の情シスとしての仕事を振り返ってみて、満足している理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=229)と質問したところ、以下のような回答だったとしている。
<自由回答・一部抜粋>
- 49歳:コロナ禍でもスムーズに業務が進行したこと
- 42歳:導入したシステムが安定稼働し、業務に役に立っているため
- 49歳:システムのリプレースがうまくいき、機能も向上して従業員からも好評だった
- 48歳:テレワークの本格導入が初年度よりもスムーズに展開できた
- 50歳:担当プロジェクトを完遂し、給与所得が上昇したため
- 34歳:仕事内容について上司から評価され感謝された
- 38歳:最新技術を使った、フロント、バックエンドの開発に携われたため
- 36歳:PDCAサイクルが早かった
満足していない理由、「業務量と給料が見合っていなかった」が約半数で最多
Q1で「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答した方に、「Q4.2021年度の情シスとしての仕事を振り返ってみて、満足していない理由を教えてください。(複数回答)」(n=75)と質問したところ、「業務量と給料が見合っていなかったため」が48.0%、「業務部門との意思疎通が図れず、ストレスを感じたため」が30.7%、「責任感の大きな業務に対し、常にプレッシャーを感じていたため」が30.7%という回答だった。
満足していない理由に「リリースしたものが使われなかった」などの理由も
Q1で「あまり満足していない」「全く満足していない」と回答した方に、「Q5、Q4で回答した以外に、2021年度の情シスとしての仕事を振り返ってみて、満足していない理由があれば、自由に教えてください。(自由回答)」(n=75)と質問したところ、以下のような回答だったという。
<自由回答・一部抜粋>
- 35歳:人間関係がうまくいかなかった
- 45歳:リリースしたものが使われなかった
- 43歳:作業量が多い割に人手が足りていない
- 40歳:トラブル時の対応や、機器の管理、脆弱性対応、システム障害による、現場からのクレーム対応などがあり、ストレスがたまる
- 45歳:無駄な仕事が多い
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