NECは、コーナン商事(以下、コーナン)の全国420店舗の既存POSレジ端末3,400台に、小売業向けPOSソリューション「NeoSarf/POS」を提供すると発表した。9月までに順次稼働開始する予定だとしている。

今回NECが提供する同ソリューションは、キーボードレスで直感的な操作が可能な画面デザインに加え、文字やボタンサイズ、操作画面の表示項目の配置は店舗ごとで変更できるものだという。さらに、セルフレジと有人レジをワンタッチで切り替える機能も搭載している。
このほかコーナンは、外部端末で対応していたキャッシュレス決済を一本化することで、年間約15万時間の合理化と、レジ待ち時間の短縮を見込んでいるという。また、店舗ごとに管理していたPOSデータはクラウドに集約し、バックオフィスシステムと連携することで、販売情報の一元化や店舗業務の効率化も実現するとしている。
今後NECは、コーナンが検討を進めているECと店舗の連携なども支援していくという。
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