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日本製鉄、財務業務システムに「SAP S/4HANA」を採用 極力アドオンを行わずに導入進める

 SAPジャパンは、日本製鉄が、「SAP S/4HANA」およびグループ経営基盤実現のためのコンポーネント「SAP S/4HANA for central finance」、データウェアハウスの「SAP BW/4HANA」を採用したと発表した。なお、日鉄ソリューションズが導入に関わるプロジェクトマネジメントおよびシステムインテグレーションを担当するという。

 日本製鉄財務部門では、自前システムから脱却し、各製鉄所の財務関連業務をグローバル標準に合わせるとともに、トランザクションの全社集中処理化・自動化を図ることで、リソースを付加価値生産型の業務へシフトすることを目指しているという。同社は、SAP標準プロセスに、同社の制度会計の主要プロセスである債権管理、債務管理、一般会計等の適合を確認(Fit to standard:業務の適合可能性確認)。可能であると評価したため、採用に至ったという。

 今後は、SAP ERPパッケージの標準プロセスについて、極力アドオンを行わずに導入することを方針とし、SAP S/4HANAの導入を進める予定だとしている。

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