凸版印刷は、製造工場における環境データを自動収集し、工場全体のリスクマネジメント強化を可能とする監視システム「e-Platch(イープラッチ)」を開発したと発表した。
本システムは、凸版印刷が2021年10月に自社工場内に構築した「環境データ自動収集システム」をベースに、パッケージ化したもの。
次世代LPWA(低消費電力広域ネットワーク)規格ZETA(ゼタ)を活用し、その特長のひとつである「死角のない通信ネットワーク」上に、既存の測定器を活用したデータ自動収集システムを構築、自社工場への展開を進めてきたという。
今回、アナログメーターの遠隔自動検針機能と専用監視アプリケーションを新たに追加することで、環境データの分析やレポート生成まで含めた統合モニタリングを実現。本システムにより、工場・施設での環境保全や点検作業の負荷を軽減、効率化し、人的リソースの能動的な環境保全活動への割り当てが可能になるとのことだ。
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