NECは、AVEVA(アヴィバ)と工場のDXを推進し、データドリブン型ものづくりの実現に貢献することを目的とした協業締結を発表した。
IT領域に強みをもつNECと、プロセス産業のOT領域に強みをもつAVEVAとが協力することで、日本のプロセス産業の工場DXを推進するDigital Twin Platformの提供を行っていくとのこと。
具体的には「生産労働人口・熟練技術者の減少に対するものづくり力の維持・強化」「事業のレジリエンスを向上」「社会からの高度な品質要求への対応」の3つを掲げる。
工場における製造品の検査値などのデータや設備の稼働データをAIで可視化・分析し、非熟練者であっても高品質なものづくり・高効率な操業を可能とするほか、サプライチェーンのデータを結合・活用することで製品品質の改善や品質保証強化により企業の社会的信頼性の向上に貢献していくという。
今後は、両社が共同でシステムの導入・構築、顧客開拓・マーケティング活動を行う体制を確立し、2026年度までに40億円規模の事業を目指すとしている。
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