日本IBMとDental Predictionは、歯科医師や歯科衛生士が利用者からの問い合わせに迅速かつ的確に回答するために、「IBM Watson」を活用した症状から関連性の高い疾患や回答案を提示するソリューションを開発したと発表した。
Dental Predictionでは、歯の疾患が気になる利用者が、時間や場所を問わず歯科関連で気になる症状をスマートフォンやPCから手軽に相談することのできる窓口の開設を計画しているという。
今回開発した回答案提示ソリューションは、IBMのAIプラットフォームであるIBM Watsonを活用し、20名以上の歯科医師や歯科衛生士のノウハウと、7000件以上の相談・回答データを学習したAIモデルをIBM Cloud上に構築。
IBM Watsonの高い自然言語処理機能を活用し、利用者のコメントから、症状に関連性の高い疾患を歯科医師や歯科衛生士に提示する。これにより、利用者の相談に回答する歯科医師・歯科衛生士の負担を軽減するとともに、利用者に役立つ情報を的確に提供することが可能になるとのことだ。
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