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エンタープライズITのホープを訪ねる

入社2年でチームマネージャーに抜擢され“船長”に 目の前のチャンスを掴んできたfreee長幡氏の挑戦

【第11回】freee 長幡陽太氏

 人材不足が叫ばれてから久しく、企業においては優秀な若手人材を好待遇で迎えることも珍しくなくなった。一方で、チームとして働く上でリーダーに求められてくる資質のひとつがマネジメント能力であり、優秀な若手人材であっても避けて通ることはできない。連載「エンタープライズITのホープを訪ねる」において、これまで何人もの優秀な若手を紹介してきたが、今回はCxOを目指してマネージャーとして挑戦しているfreee 開発部長 長幡陽太氏をインタビュー。いくつもの壁を乗り越え、より高みを目指すための秘訣を探った。

最初は断ったマネージャーに挑戦 見える景色にも変化

──現在はエンジニアとして第一線で活躍されていますが、昔からコードを書くのが好きだったのでしょうか。

 実は元々文系だったのですが大学進学を機に情報学科に進み、そこでプログラミングをしっかりと勉強しはじめました。入学した学科が実践を重んじていたこともあり、理論だった講義というよりも実際にコードを書いたり、動くモノを作ったりすることが多かったのが特長でした。また、「サービスを作るぞ!」と意気込み、友人と一緒にサークルを立ち上げました。そこでは、講義の評価ができる、レーティングとコメント機能があるようなサービスを学内向けに作って運営していましたね。

freee マネージャー 長幡陽太氏
freee 開発部長 長幡陽太氏
──実際にサービスを提供していたのはすごいですね。その後、なぜfreeeにエンジニアとして入社されたのでしょうか。

 サマーインターンや長期インターンに参加しており、freeeにジョインしたいと思いました。私が「freee会計」を担当していたとき、ちょうど確定申告の時期と被り、ユーザーからの問い合わせやアクセスが増加するなど、とても忙しい状況でした。色々な問題も出てくる中でも、「全員でユーザーを支えよう」という空気感や一体感に、学生ながらもやりがいを感じたことを今でも憶えています。一方で、技術面に関しては、インターンの経験を経て自分はぜんぜんできないという敗北感に打ちひしがれていて、いいエンジニアとしていかに成長できるかを必死に模索していた時期でしたね。そのため、技術成長の機会については全く不安がなく(笑)、在籍している人たちのレベルが高く、それでもただの学生ではなくメンバーとして扱ってくれるので、ここでならやっていけると感じました。

──なるほど。実際に入社されてからは、どのようなことに取り組まれてきたのでしょうか。

 2017年4月に入社してからは、外部サービスとの連携機能に係る開発に取り組んでいました。当時、所属していたチームは3人程。これまで同機能を構成していたマイクロサービスが古くなり、メンテナンスや機能追加が難しくなってきたことが課題に挙がって組成されたチームでした。最初の2年はエンジニアとして開発に勤しんでいたのですが、メンバーも若干増えていって2チームあわせて約10人のチームほどになったタイミングで、チームマネージャーに就任しています。

──入社2年でチームマネージャーに抜擢されたのですね。

 ちょうど上長が退職することになり、後任として推薦してくれたようです。実は、最初に打診されたときは、「まだ、やめておきます」と答えました。チームの中で実装や設計、バグが見つかったときの修正方法などもわかってきたとはいえ、当時はまだプレイヤーとして2年しか経験がありません。さらに、チームメンバーは自分よりも年上です。当初は不安が強く、自信が持てませんでした。

 一方で、マネージャーという仕事に興味は抱いており、他のマネージャーを見ていると自分の気質と似ている人が多いなということも感じていましたし、freeeへの入社を組織の雰囲気や人で決めたところもあり、そこに貢献したいという思いもありました。また、今回の機会を逃したら、次にマネージャーを打診されるタイミングはいつになるかわからない。そうしたことを2-3日考え続け、目の前にある機会をつかんでおくべきかもしれないと思い、「やっぱり、やります」と改めて伝えました

──そこで決断したからこそ今のキャリアがあるわけですね。実際にマネジメントに取り組んでみると、壁にぶつかった場面も少なくないかと思います。

 最初のタイミングで、いくつかの失敗を経験していますね(笑)。チームメンバーとの不和もあれば、関わり方でも悩みました。たとえば、“スクラム”をやろうという話になったのですが、私には経験がありませんでした。そのときは、スクラムマスターの経験がある人を中心に据えて、私自身は開発ではなく「いかにチームに差し込みをいれないか」というところを意識して取り組みましたね。問い合わせがきたら対応し、バグがとんできたら最初に対処するなど、開発の環境を守るような形です。

 また、その半年後に外部との大きなプロジェクトが始動し、プロジェクトマネージャーとしてエンジニア全体をマネジメントしたことが大きな転換期になったと思います。このとき、もう1人のマネージャーは技術に長けており、主に技術的な面でスムーズに開発が進むような工夫をとりまとめてやっていました。そこで私は、主にビジネス側のメンバーと会話することで、進捗の調整、外部との話し合いなど、ガントチャートにマグネットを貼りながら管理していくような形で進めましたね。このときに、「整理するマネージャー」としてのあり方を見い出せたと感じています。目的に向かうためには、カオスな状況があり、それを整理する。こうしたプロジェクトマネージャーのようなことが向いていることもわかりましたし、この成功体験でマネージャーとしてひとつ強くなれたと思っています。

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壁を乗り越えながら“船長”に 目指すはもっと上の自分

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この記事の著者

岡本 拓也(編集部)(オカモト タクヤ)

メディア部門 メディア編集部 EnterpriseZine編集を担当

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