NECネッツエスアイは、米国Dataminrと日本企業として初めてリセラー契約を締結し、企業向けにリアルタイム・リスク通知サービスを提供開始すると発表した。
企業は、自然災害や感染症の蔓延、事件・事故の発生などの危機管理・BCP関連リスク情報や、自社の事業に影響を及ぼす重大な出来事、評判毀損といったブランドに関わる情報をいち早く入手し、迅速に対処することが求められているとのこと。こうした課題を解決するサービスとして、SNSなどのオープンデータを収集しAI分析により精度の高い情報を提供するアラートサービスが世界的に注目されているという。
Dataminrは、AIプラットフォームによって、世界中のSNSやWebサイト、ブログ、ネットメディアなど30万件を超えるオンライン上のオープンデータからデータを取得し、災害や事件・事故、その他顧客にとって関心のある出来事をリアルタイムに検出し、通知するサービスを提供している。NECネッツエスアイは、Dataminrの企業向けリアルタイム・リスク通知サービスの提供にあたり、顧客のニーズを踏まえ、設定(フィルタリング設定など)や活用を提案し、最適なサービス活用をサポートするとしている。
NECネッツエスアイは今後、同サービスの自社実践を進め、そこで得た知見と様々なクラウドサービスとを組み合わせることで、高度な企業のリスクマネジメントサービスへと発展させ、同サービスの関連事業で2025年度までに累計売上25億円を目指すという。
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