NTTデータは、10月1日から、新しい働き方を創出するエンタープライズ・プラットフォーム「BizXaaS Office(以下、BXO)」の新サービスとして、クラウドベースの印刷ソリューション「ユニバーサルプリント」と、データレスPC「BXO Managed データレスPC」の提供を開始した。
今回追加する新サービスは、企業が抱えるテレワークならではの課題を解決するもの。クラウドプリントは、インターネット経由でいつでもどこからでも印刷を可能とする。データレスPCは、ローカルにデータを保存しないことでセキュリティー上の不安解消に寄与するという。
また、2025年にサポートが終了するWindows 10からWindows 11への移行を検討している顧客向けに、移行適合性検証などを含む移行サービスの提供も開始する。Windows 11への移行に合わせてゼロトラスト環境への最適な刷新方法も提案可能だという。
さらに、企業におけるクラウド活用時のセキュリティー管理を実現するサービス群において、新たな認証機能としてOktaのCustomer Identityソリューションのライセンス取り扱いを開始。主に従業員が利用する社内システムやSaaSの認証に使われるOktaと、主に一般消費者が利用するECサイト等の認証に使われるAuth0の両方を、BXOで提供するという。
今後もNTTデータは、BXOの提供を通じて、利便性とセキュリティーを両立させたデジタルワークスペースの実現を目指して段階的にサービスを拡張していくとしている。
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