日立システムズは、カジュアルファッション専門店チェーンであるアダストリアの国内約1,300の全店舗に「設備メンテナンスサポートサービス」を提供した。
アダストリアは、これまで運用していた修繕業務システムのリニューアルにともない、日立システムズの設備メンテナンス業務に特化した設備メンテナンスサポートサービスを採用。日立システムズは、アダストリアの店舗、店舗開発本部、修繕会社の3者が、これまでメール、電話、FAXなどで行っていた修繕業務のやりとりをクラウドプラットフォーム上に移行し、業務フロー全体をデジタル化したという。
同サービス導入により、店舗では店舗設備の破損個所を撮影したスマートフォンからの修繕依頼、店舗開発本部では外出先での確認や承認、修繕会社では電話連絡不要で店舗との作業日程の調整が可能に。月あたり281時間要していた修繕業務工数を47時間で対応できる試算で、約84%の工数削減を見込んでいるという。
また、店舗の安全性や清潔性の確保がしやすくなるだけでなく、店舗スタッフが接客サービスに多くの時間を使えるようになることで、店舗を訪れる顧客に高い品質のサービスを提供できるとしている。
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