ピュア・ストレージ・ジャパンは11月14日、同社のサステナビリティへの取り組みについて発表した。
同社が新たに搭載した「Pure1 サステナビリティ・アセスメント機能」は、ユーザーが環境に与える影響を可視化し、最適化の機会を積極的に提案するものだという。詳細は、以下のとおり。
- 節電分析:アプライアンスの公称電力負荷と比較した使用電力が表示される。ユーザーは、フリート全体、データセンターの場所ごと、または個々のアレイの電力消費効率のモニタリングが可能になる
- 温室効果ガス排出量モニター:使用電力に基づく炭素使用量を直接推定することができる
- アセスメント:アレイ上の読み出し可能なデータ単位あたりのワット数を測定することにより、電力効率の改善方法を評価することができる
- 推奨事項:ダイレクト・カーボン・フットプリントを改善するためのインサイトおよびガイダンスを提供する
なお同社は、新たなサステナビリティ・ツールの提供に加え、主力製品をよりサステナブルに進化させることにも引き続き注力しており、FlashBlade//S シリーズの発売により、従来の2倍以上の電力効率を実現しているという。2022年3月に初めてサステナビリティの報告書を公開して以来、新しいFlashBlade//Sを含むストレージ・アレイの全ポートフォリオにおいて、ライフサイクルアセスメント(LCA)方式に則った使用段階のサステナビリティ分析を行い、以下の実現に取り組んでいるとしている。
- FlashArray/X:競合のオールフラッシュと比較して 84.7% の直接消費電力の削減が可能
- FlashArray/XL:競合のオールフラッシュと比較して 80% の直接消費電力の削減が可能
- FlashArray/C:競合ハイブリッドと比較して、75% の直接的なエネルギー削減を実現
- FlashBlade//S:競合のレガシー・オールフラッシュと比較して、67% の直接消費電力の削減を実現
- FlashBlade//S:競合の新興オールフラッシュと比較して、60% の直接的なエネルギー削減を実現
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