NTTデータは、ServiceNowを活用して中外製薬と共同で「治験使用薬情報管理システム」を開発し、2022年8月1日より同社に提供開始した。同システムはノーコード等の技術活用により設計箇所や試験工数の削減をすることで、構築工程(設計~システムテスト)を約4.5ヵ月で完了したとしている。
中外製薬はコンプライアンス違反のリスクが高まる課題を抱えていたことから、規制対応のためにシステム上で以下を実現することを目的としたという。
- 全臨床試験の治験使用薬に係る基本情報が一元管理されている
- 担当者が必要時に、最新の情報を簡易に検索・取得できる
- 治験使用薬に係る情報更新時に関係者へタイムリーに情報共有がされている
- 監査証跡機能/変更履歴機能を有し、情報の変遷を確認ができる
同システムではServiceNowを活用し上記を実現。NTTデータはグループのJSOLと連携し、その他複数の大手製薬企業でのServiceNowを用いたシステム開発実績を生かしたという。
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